結婚式でアグネス・チャンが歌を「安倍首相夫妻」はミーハー

　長引く学校法人「森友学園」への国有地売却問題。ここまで問題がこじれたのは、安倍昭恵首相夫人が「名誉校長」になっていたからだ。

　昭恵夫人は森友学園以外にも、さまざまな名誉職を引き受けていて、その数は20とも30ともいわれている。また、名誉職を引き受けた団体には反社会的勢力に関わったとされる人物もいて、そちらも物議をかもしている。

「昭恵さんって気さくな性格なのでしょうね。私が勤めている社員100名ほどの会社にも講演に来てくれたくらいですから。一体どういったルートでお願いできたのかはわかりません。講演内容は女性がもっと社会で活躍して……というような。興味がなかったので、覚えてないですけど（笑）」

　そう話してくれたのは、あるIT企業の社員。2016年に、その会社の社内イベントで昭恵夫人の講演会があったという。

「集合写真も気軽に応じてくださって、ファーストレディという堅苦しさのない方でしたね」

　フットワークが軽くて、気さくな性格といえば聞こえはいいが、単なるミーハーで目立ちたがり屋だという声も聞こえてくる。

　昭恵夫人は、2012年には神田に居酒屋店「UZU」をオープンさせた。店には昭恵夫人のシンパが集い、オバマ前大統領夫人のミシェルさんなども訪れている。

　また、『冬のソナタ』以降、韓流にハマり、大ファンだったパク・ヨンハの葬儀では花輪を贈っている。ミュージシャンの布袋寅泰の首にキスしたとも報じられており、やはりミーハーな一面が強そうだ。

　実はミーハーなのは安倍首相も負けてはいない。タレントの西田ひかると交流があり、かつて誕生日会にもわざわざ出向いたという。

　また、若いころはアグネス・チャンのファンで、1987年に昭恵夫人と結婚した際は、披露宴に招待して『草原の輝き』を歌ってもらったという。
　当時のことをアグネス・チャンの事務所に尋ねてみた。

「本人から、そのように聞いています。ただし、あまりにも古い話なので、事務所ではそれ以上のことはわからないですね。写真などもありませんし」

　現在の騒動に巻き込まれたくないからだろうか、あまり気乗りのしない返事が来た。ミーハー夫婦の引き起こした騒動は、一体どこで決着を見るのだろうか？