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岸田首相の肝いり政策ついに始動…「デジタル推進委員」タダで2万人雇ってスマホ講座に「バカなんだろうな」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.08 17:30 最終更新日:2022.06.08 17:30
6月7日、岸田文雄政権による「新しい資本主義」の全体構想と実行計画に加え、デジタル化で地域活性化を図る「デジタル田園都市国家構想(以下、デジ田)」の基本方針が閣議決定した。2021年から準備が進められていた、岸田首相肝いりの政策だ。
「『デジ田』は、地方が抱える人口減少、過疎化、産業空洞化といった問題を、デジタル化によって解消しようとする試みです。インフラ整備や人材育成が目指されているのですが、それに加えて、デジタルに疎い高齢者を取り残さない社会を作ることも謳われています。
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具体的に何をするかといえば、デジタルに不慣れな地方在住の高齢者たちをサポートするため、『デジタル推進委員』を配置するというのです。推進委員の仕事は、高齢者にスマホやLINEの使い方を教え、講習会への参加を呼びかけることが想定されています。
今年度から全国に2万人ほど配置する予定だといいますが、報道によれば、基本的に活動に対して報酬は発生しません。推進委員には、自身の名刺やSNS等で利用できるという “オープンバッジ” が配られますが、これが報酬なのでしょうか……」(政治ジャーナリスト)
すでに5月下旬から、携帯ショップ店員などを対象に、段階的に募集が始まっている。今後、対象を広げていく予定だが、スマホ講習会をおこなう労力を考えると、無給ボランティアがどこまで集まるかは疑問だ。
どうにも成功する未来が見えないデジ田構想。実際、ネット上では、この政策に首をひねる声が多い。
《自民ってバカなんだろうな》
《これは悪いジョークやないのか?誰が無給でそんなことやるねん!最近、頭おかしい政策ばかりでホンマ終わったかも》
《こうして政府が率先して労働力をタダで(安く)使うことを推進してんだから、そりゃ企業だって賃上げしないし、経済なんていつまで経ってもよくならんわな。アホくさ》
岸田首相は、6月1日のデジ田の会合で「構想の実現に向けた取り組みを、政府一丸となって推進し、目に見える成果をあげていく」と意気込んだ。高齢者がLINEを使えることは素晴らしいが、政府一丸となって推進することなのか……。
( SmartFLASH )