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ベトナム少女リンちゃん殺害事件の容疑者「こわいこわい」作文社会・政治 2017.04.19

『捜査本部から出てきた澁谷容疑者』

『捜査本部から出てきた澁谷容疑者』

 

「みんなが こわがる 宇宙ステーション みんなは こわい こわい といいながら のぼっていく 『高くていいながめだ』と言う」

 

 この「宇宙ステーション」という詩を作ったのは、澁谷恭正容疑者(46)。小学校4年生時の文集に載っている。

 

 3月26日に、殺害され遺体で見つかった、ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンちゃん(当時9)は、さぞかし「こわい」思いをしただろう。リンちゃんは、4月から4年生になっていたはずだった。

 

 4月14日、事件に関わったとして、死体遺棄容疑で逮捕された澁谷容疑者。日本中を震撼させた理由は、彼がリンちゃんが通っていた千葉県松戸市立六実第二小学校の保護者会「二小会」会長だったからだ。小学校の保護者は言う。

 

「事件の前から、児童たちの登校時に、通学路に立つ『見守り活動』をしていました。澁谷さんのことは地域の皆が知っているし、リンちゃんも知らないはずはありませんよ。いまでも信じられません」

 

 澁谷容疑者の自宅は、リンちゃんの自宅から線路を隔てて約300m離れたマンション。2人の子供はリンちゃんと同じ小学校に通っている。住人は、澁谷容疑者家族の仲睦まじい様子を頻繁に目撃していた。

 

「20代後半くらいの中国人女性と、小学校低学年の息子さんと娘さんと暮らしていました。お子さんと遊んでいるところや、送迎をしているところをよく見かけましたよ。気さくで、挨拶をきちんとする人でした」

 

 住んでいたマンションは、約15年前に、母親から相続したものだ。

 

「マンションは、一棟まるごと、澁谷さんがお母さんから受け継いだものです。澁谷さんの家は、代々地主で、六実地区に土地をいくつか所有していたんです。ご両親は土地をめぐり、近隣住民とのトラブルが絶えませんでした」(町内会の住民)

 

 また、保護者会活動には熱心だった一方で、町内会行事は違ったという。

 

「町内会のお祭りで、彼を見たことはありませんね」(前出・町内会の住民)

 

 いくつもの「仮面」を持っていた澁谷容疑者。心のどこかに潜んでいた狂気が、リンちゃんに向けられたのか。リンちゃんの遺体には、首を絞められた痕や、抵抗した際に出来たとみられる傷、両手首には縛られた痕があった。母国ベトナムでは、「陰部に複数の傷が見つかった」とも報じられている。

 

 澁谷容疑者の小学校卒業文集を開く。彼の母親は、息子へこう綴っている。
「人に迷惑をかけず、人の役に立つ人になって下さい」

 

(週刊FLASH 2017年5月2日号)

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