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「恥を知れ!」石丸伸二・安芸高田市長の「京大、メガバンク、NY赴任」華麗すぎる経歴…銀行員時代は“為替のプロ”としてコメントも
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.13 21:10 最終更新日:2022.06.15 23:27
人口約3万人の地方都市の議会がいま、注目を集めている。
6月10日に開かれた広島県安芸高田市の定例市議会で、安芸高田市の石丸伸二市長(39)が提出した、市議会議員の定員を現在の「16」から「8」に半減させる条例改正案が提出された。
発端は3月の定例市議会。副市長の定数を「2」から「1」に半減する、議員提案の条例改正案が可決されたことだ。石丸氏はその「意趣返し」として、議員定数半減の改正案を出したと言われている。
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しかし、改正案は賛成1、反対14の反対多数で否決され、議員たちからは「実験台に使われるのはとても迷惑」などの意見が出た。
一方、石丸氏は本会議で「居眠りする、一般質問をしない、説明責任を果たさない、これこそ議会軽視の最たるもの。『恥を知れ! 恥を』と声が上がってもおかしくない」と、議員らを厳しく批判している。
2020年7月、公職選挙法違反で逮捕された河井克行元法相から現金計60万円を受け取った責任を取り、安芸高田市は前の市長が辞職。それを受けて公示された市長選に37歳で立候補したのが、石丸氏だった。
「石丸氏は安芸高田市の出身で、中学まで地元の学校に通い、広島県立祇園北高校に進んでいます。その後、大学進学で選んだのが京都大学経済学部でした。
卒業後には大手メガバンクの三菱UFJ銀行に就職し、アナリストとして業務に従事。シニアアナリストの肩書を持ち、ニューヨークに赴任していたこともあります」(政治部記者)
そうした華麗なる経歴を投げうって、出馬した石丸氏。辞職した前市長の“後継候補”を得票率で20%以上の大差で破り、当選を果たした。
アナリスト時代には各種メディアから“為替市場のプロ”としてコメントを求められることも多く、2018年2月には「日本経済新聞」に外国為替市場でのドル買い継続についての見通しを聞かれ、
《3月のFOMC(連邦公開市場委員会)後は利上げ加速観測が弱まり、ドルは買われづらくなる》
と、コメントをしていた。
議員定数の半減の改正案を提出した際に、「年間約4500万円の費用が圧縮できる」という“見通し”を立てていた石丸氏。メガバンク出身だけあって、コスト計算についてはお手のものだったようだ。
( SmartFLASH )