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六代目山口組・司忍組長 7年に及ぶ抗争は「最終局面」へ…稲川会への外遊で見せた“余裕”
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.20 06:00 最終更新日:2022.06.20 06:00
「六代目山口組のトップが揃って稲川会を訪問するのは、山口組が分裂して以来初のこと。相当に力が入った訪問でしょう」(警察関係者)
6月17日、六代目山口組・司忍組長(80)、髙山清司若頭(74)、竹内照明若頭補佐(62)らが、JR新横浜駅に降り立った。周囲は30人以上の組関係者が護衛する異様な緊張感が漂った。向かった先は、川崎市の稲川会山川一家の本部。体調を崩していた稲川会の清田次郎総裁の快気祝いに訪れたのだ。
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関東では積極外交に勤しむ一方、関西では対立組織との抗争が激化している。暴力団に詳しいジャーナリストが語る。
「6月5日には分裂した神戸山口組の井上邦雄組長の自宅に14発もの銃弾が撃ち込まれ、翌日には絆會の織田絆誠会長の自宅に車両が突っ込みました。ともに六代目山口組の下部団体の組員の犯行とみられ、7年に及ぶ抗争は最終局面に入ったといわれています。
今回の訪問は、抗争終結に向け、六代目山口組が一丸となっていて、厳戒態勢にあっても表舞台に出てくる余裕をアピールするよい機会でした」
稲川会を後にする一行の表情は、まさに威風堂々としていた。