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ロシア軍、12名の将官が戦死する“異常事態”…専門家が語る「6月末、ウクライナ反転攻勢」の可能性

社会・政治 投稿日:2022.06.22 06:00FLASH編集部

ロシア軍、12名の将官が戦死する“異常事態”…専門家が語る「6月末、ウクライナ反転攻勢」の可能性

逃亡兵と従軍拒否に悩まされるロシア軍にプーチン大統領は…(写真・共同通信)

 

ロシアはすでに、戦略的に敗北した」

 

 6月17日、戦況をこう断じたのはイギリス海軍トップのトニー・ラダキン参謀総長だ。

 

 ロシアがウクライナに侵攻してから約4カ月。当初盛んに指摘された「数日でキーウが陥落する」という予測が嘘のように、ウクライナ軍は全土で強固な抵抗を続け、現在は東部ドンバス地方で激しい戦闘を繰り広げている。

 

 

 一方、ウクライナ側の発表によれば、ロシア軍はこれまでに12名もの将官を失っており、求心力を失った軍内部では、相次ぐ逃亡兵と従軍拒否に悩まされている。

 

「将官が12人も戦死するのは多すぎます」

 

 と語るのは、元防衛省防衛研究所研究員で、軍事評論家の西村金一氏だ。

 

「通常、将官たちが滞在する指揮所は、前線から20kmから40km程度は離れた後方に設置されます。なので、敵側から直接攻撃をされることは、まずあり得ません。

 

 今回、将官クラスに戦死者が多いのは、ロシア軍がこのセオリーを守っていないからです。プーチン大統領がせっついているせいかもしれませんが、指揮官自らが前線まで視察に出てきたところを、ウクライナ軍が偵察型ドローンを使って指揮車両の位置を特定し、攻撃しているようです」

 

 首都を包囲するように各方面から侵攻していたロシア軍だが、現在は東部戦線に戦力を集中させている。数に勝るロシア軍が優勢になるという見方もあるが、西村氏は別の可能性を示唆する。

 

「6月初旬から、ウクライナ軍に関する情報が極端に少なくなっているんですよ。私の見立てでは、ウクライナ軍にはまだまだ余力がある。6月末に、米独英が和平に向けた本格的な仲介交渉を始める予定なので、ゼレンスキー大統領はその前に全面的な攻勢をかける思惑なのだと思います」

 

 戦死した将官12名は以下だ。

 

アンドレイ・コレスニコフ少将(45) ロシア陸軍第29諸兵科連合軍司令官
1977年2月6日、ヴォロネジ州オクチャブルスコエ村生まれ。ウクライナ側が3月11日に戦死したと発表。侵攻直前におこなわれた演習では、彼の指揮する部隊は最高評価を受けていたが…

 

アンドレイ・パリー上級大佐(51) ロシア海軍黒海艦隊副司令官
3月19日、マリウポリの戦いで銃撃され戦死。ソ連時代のウクライナ・キーウ生まれだが、ソ連崩壊後はウクライナ軍に忠誠を誓うことを拒否し、ロシアを祖国とした。バルト海艦隊の副司令官なども歴任した

 

ヴィタリー・ゲラシモフ少将(44) ロシア陸軍第41諸兵科連合軍参謀長
戦略家として有名なワレリー・ゲラシモフ上級大将の甥。BBCは5月下旬、ゲラシモフ少将は勲章を授与されており、生存している可能性があると報じたが……

 

ロマン・クトゥーゾフ少将(42) ドネツク人民兵第1軍団司令官
5月から始まったウクライナ東部でのセベロドネツクの戦いで戦死。士官学校を卒業後、空挺部隊からキャリアをスタート。最後はドネツクの民兵を指揮していた

 

ヤコフ・レザンツェフ中将(48) ロシア陸軍第49諸兵科連合軍司令官
3月26日、ウクライナ南部ヘルソン州でウクライナ軍特殊部隊により射殺された。すべての軍学校を金メダルで卒業した秀才。シリアでの作戦にも参加していた

 

マゴメド・トゥシャエフ少将(36) カディロフツィ第141自動車化連隊
チェチェン共和国の軍人で首長の補佐役。同性愛者の虐殺で知られる。BBCロシア支局とチェチェンの指導者ラムザン・カディロフは生存を主張している

 

ウラジーミル・フロロフ少将(55) ロシア陸軍第8諸兵科連合軍副司令官
4月上旬、マリウポリの包囲を進める作戦の最中に死亡した。彼の葬儀はロストフ州の大聖堂でおこなわれ、サンクトペテルブルク市内でも盛大な式典が開かれた

 

アンドレイ・モルドヴィチェフ中将(46) ロシア陸軍第8諸兵科連合軍司令官
3月16日、ウクライナ軍がおこなったロシア軍の占領するヘルソン空港への爆撃で戦死した。一方、BBCロシア支局は中将が作戦会議に姿を現わしたと報じている

 

ロマン・ベルドニコフ中将(47) ロシア陸軍第29諸兵科連合軍司令官
6月上旬に戦死したとされ、ロシアメディアも認めている。2021年10月からシリアで活動するロシア軍の司令官を務めており、5月9日までは現地にいたが……

 

アンドレイ・スホベツキー少将(47) ロシア陸軍第41諸兵科連合軍副司令官
2月28日、キーウ近郊にあるホストメリ市内で、ウクライナ軍特殊部隊によって狙撃されたとされる。空挺部隊での活動が長く、シリア侵攻にも参加していた

 

アンドレイ・シモノフ少将(55) ロシア電子戦部隊上級指揮官
4月30日、ハルキウ州イジューム市内で、ウクライナ軍のミサイル攻撃により戦死。野戦指揮所や装甲車を狙った攻撃で、100人ほどの兵とともに、死亡した

 

オレグ・ミチャーエフ少将(48) ロシア陸軍第150自動車化狙撃師団長
3月15日、マリウポリで抵抗していたアゾフ大隊が、ロシア軍の指揮所を爆破した際に殺害された。その遺体は、アゾフ大隊によって世界中に公開されている

 

 ウクライナでは、まだまだ血が流れるーー。

 

( 週刊FLASH 2022年7月5日号 )

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