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シャープ、1年後に社内公用語を英語に…Twitterでは「英語でつぶやくの?」心配の声多数
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.24 21:55 最終更新日:2022.06.24 21:56
6月23日、シャープの株主総会が開かれ、社内公用語を英語にする方針が示された。グローバル人材の育成を加速し、海外事業を拡大することが目的だ。
社内公用語を英語に――といえば、まず思い浮かぶのが楽天だろう。会長兼社長の三木谷浩史氏がそう宣言したのが2010年。2012年には、ユニクロやGUを傘下に持つファーストリテイリングが、2018年には資生堂がそれぞれ社内公用語を英語にしている。
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楽天やファーストリテイリングのときには《生産性落ちるでしょ?正気か?》といった、批判的な意見が多数みられたが、今回のシャープの場合、なぜかネガティブな意見は少なめだ。
実際、SNSでも、
《一般的に、日本企業も海外拠点では英語を使わないと仕事になりませんし、シャープは海外での委託生産が多そうです。要は、稼ぐのに必要だとは思われます》
《これって海外販促とか海外生産には必要不可欠だし、投資家を呼び込んで資本を集める助けにもなる。真の意味で世界で戦うには必要なことなんだと思う》
と、理解を示すコメントが多い。これはいったいなぜなのか。ITジャーナリストの三上洋氏が解説する。
「楽天が英語を社内公用語にすると発表したときは、確かに批判が多く、実際に社内でかなり苦労があったと聞いています。しかし、その後の業績を見れば、決して失敗ではなかったということでしょう。
日本は市場が大きく、国内市場だけでやっていけた時代が長かったため、『英語など不要』という人も多かったんです。しかし、これからはそうもいきません。時代が大きく変わったということは言えるでしょう。
また、シャープの場合は、2016年に台湾の鴻海の子会社となっており、英語が必要なのは当然のことです。多くの人がそれを理解しているのでは」
じつは、この件に関していちばん多いツイートは、シャープの公式アカウント、通称「シャープさん」を心配する声だ。
《シャープ株式会社公式アカウントは日本語のままでいてほしいな。ファンなので》
《シャープの中の人も英語でツイートするんかな》
《来年度からはツィートも英語になるのでしょうか? でも、そんなに従順に従われる気もしないので…日本のどこかの方言になるのかな》
などの書き込みが多数あるのだ。
2011年のアカウント開設以来、ウイットの利いたツイートが話題を呼び、企業の公式アカウントとしては異例の82万超のフォロワーを擁する「シャープさん」だけに、愛されっぷりがハンパないのだ。
その「シャープさん」。社内公用語のニュースが報じられるとすぐさま《Hello there, folks.(※編集部訳:みなさん、こんにちは)》と投稿。その後、
《社内公用語が英語になったからといって、ツイートが英語になるわけじゃありません。当たり前ですけど。
なぜなら私は、日本で使用できる電圧の家電製品を、日本に住んでいる、おもに日本語を話す人に向かって、買えと迫る仕事をしているからです。》
と、フォロワーを安心させたかと思うと、《KATTE KURE!!!!!!!!》と「シャープさん」らしさ全開のツイートを投稿。フォロワーもすかさず《Reizouko hoshii.》《No okane.》とリプライ。ほっこりしたやり取りが繰り広げられたのであった。
( SmartFLASH )