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「トー横のハウル」逮捕 持ち上げておきながら逃げたNHKのお粗末さに「まるで佐村河内守騒動の再来」との声も

社会・政治 投稿日:2022.06.25 16:21FLASH編集部

「トー横のハウル」逮捕 持ち上げておきながら逃げたNHKのお粗末さに「まるで佐村河内守騒動の再来」との声も

 

「帰ったらメシ作ってやるからな!!」

 

 東京都新宿区の自宅で、当時16歳だった少女に対し、18歳未満と知りながらもみだらな行為をした疑いで逮捕された自称「ハウル・カラシニコフ」こと小川雅朝容疑者(32)。

 

 小川容疑者は、歌舞伎町の“トー横”と呼ばれる新宿東宝ビルの横で、行き場のない少年少女のため炊き出しなどのボランティア活動をおこなう「歌舞伎町卍會」の総会長。”トー横キッズ”たちに手を差し伸べる存在として、これまでもメディアに取り上げられてきた小川容疑者の犯行に、世間の注目が集まっている。

 

 

 各紙の報道によると、少女を20回以上にわたって自宅に連れ込み、「警察に補導されたら21歳と答えるように」と指示していたとのこと。小川容疑者は容疑を否定しているという。

 

 6月24日の送検時には、警察官に脇を固められながらも、報道陣を前に冒頭のように叫んだ。だが、ネット上では《え、まだやるの》《なんかひく》《パワーワードすぎる》など辛辣な声が次々と上がった。

 

「小川容疑者の不審な点についてはこれまでも囁かれていて、実際に『好みの女の子だとしつこくLINEを聞いてくる』として嫌がっていた子もいたといいます。

 

 また小川容疑者は『新宿区の認可を受けたボランティア団体』と語り、メディアもそのまま信じて取り上げていました。しかし今回の逮捕を受け、そうした事実はなく虚偽だったことが報じられています。『NEWSポストセブン』が新宿区社会福祉協議会の担当者に問い合わせたところ、担当者は『登録もないし、まったく関係がない』との回答だったそうです」(テレビ局関係者)

 

 そんななか、槍玉に上がっているのがNHKだ。「読売新聞オンライン」は6月23日、NHKの報道ドキュメンタリー番組「クローズアップ現代+」の番組HPから、小川容疑者についての記述が削除されていたと報じたのだ。

 

 同紙の取材に対し、NHK広報局は「取材過程で犯罪が疑われるような情報には接していませんでしたが、番組で取り上げた人物が逮捕されたことは遺憾です」とコメントしたという。

 

「NHKは2022年2月22日の同番組で、小川容疑者について取り上げていました。天下のNHKが報じたことで、小川容疑者にある種の”お墨つき”を与えてしまったことは否めません。

 

  同じような事例は過去にもあります。2013年、ゴーストライター騒動で話題となった佐村河内(さむらごうち)守氏について、同局はNHKスペシャル『魂の旋律~音を失った作曲家~』などをはじめ、複数の番組で取り上げて絶賛していました。しかし実際に楽曲を作っていたのは新垣隆氏だったことなどが続々と判明。NHKは謝罪する事態に追い込まれていました。

 

 そのため、今回の報道についても『まるで佐村河内騒動の再来だ』といった批判の声も上がっています。さらに今回は、事件発覚後にひっそりと記述を削除するなど“逃げの姿勢”も垣間見えます。

 

 もちろん、取材対象のすべてを把握することは難しいかもしれません。しかし逮捕後にこれだけ多くのほころびが出てきたことを考えると、きちんと事前に調査をしていれば見えてきたこともあるはずです。NHKには今後、あらためて公共放送としての姿勢が問われることになりそうです」(全国紙記者)

 

( SmartFLASH )

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