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ディスクユニオン「顧客データ70万件」漏えいで従業員も嘆息「もうこの会社は終わり」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.29 21:28 最終更新日:2022.06.29 21:33
CD・レコードの販売などを手がけるディスクユニオンが運営するオンラインショップ「diskunion.net」ならびに「audiounion.jp」において、大規模な顧客データの漏えいがあったことが6月29日、同社より発表された。
ホームページに掲載された文書によると、漏えいの可能性が確認された個人情報は氏名、住所、電話/FAX番号、メールアドレス、ログインパスワード、会員番号。最大で70万1000件が流出した可能性があるという。
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特に批判が集まったのが、ディスクユニオン社の発表のタイミングだ。
同文書によると、漏えいの可能性を会社が把握したのは6月24日。同日23時にオンラインショップを停止したものの、緊急対策チームの立ち上げと外部調査機関への依頼を実施したのは翌25日。警察に被害を報告したのは28日で、利用者への発表が29日だ。
この点に関し、SNS上では
《ユーザーへの公表が圧倒的に遅すぎ。その可能性を確認した段階で公表するのが筋。実害を被る可能性があるユーザーに状況をリアルタイムにシェアするべき》
《どこでもあり得る事なのでまずは素早く開示すればいいのに。噂になってからでは遅いですよ》
など、多くの批判の声が集まった。
がっくりと肩を落とすのは、ディスクユニオンの都内の店舗で働く従業員だ。
「店舗での売上が年々落ち込んでいて、通販が重要な販路となっていたなかでの今回の騒動です。購入者は激減するでしょうし、今後のことを思うと気が気じゃありませんよ……。
社内でも発表された以上のことは何も明かされていませんが、いちユーザーとして考えると、発表も遅すぎたと言わざるを得ません。もうこの会社、終わりですよ」
最近レコードブームが起きているとは言え、配信が普及したことで、店舗経営は大きな打撃を受けている。多くの音楽ファンに愛されてきたディスクユニオン。なんとか持ち直してほしいものだ。
( SmartFLASH )