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岸田総理&生稲晃子氏の演説ではスタッフが熱中症に! 猛暑の街頭演説に「不要論」噴出

社会・政治 投稿日:2022.07.04 19:05FLASH編集部

岸田総理&生稲晃子氏の演説ではスタッフが熱中症に! 猛暑の街頭演説に「不要論」噴出

7月3日におこなわれた演説では、岸田首相(左)、生稲氏のほか俳優の石坂浩二も応援に駆けつけた(写真・アフロ)

 

 7月3日、岸田文雄首相は、東京・渋谷のハチ公前で、参院選東京選挙区から出馬している生稲晃子氏の応援に入った。だが、演説中に、聴衆側の最前列に立っていた男性が突然、熱中症で倒れこみ、約3000人が集まった現場は一時、騒然となった。

 

 岸田首相は演説を中断し、待機していた医師らが男性を救護。約3分間の中断後、医師の許可を得て演説を再開したが、予定より早く切り上げた。熱中症で倒れた男性は、選挙を手伝っていた関係者の1人だったという。

 

 

 6月26日には、生稲氏と、全国比例で立候補した自民党の現職・今井絵理子氏が、東京・浅草でタッグで演説。おニャン子クラブとSPEEDの元メンバーによる「アイドル街頭演説」に、約2000人が殺到。3ショット写真の撮影を求める聴衆で、雷門前はパニック状態になった。

 

「岸田首相が応援に入るとなれば、候補者の陣営は動員をかけて、多くの聴衆を集めようとします。7月3日の岸田首相の応援演説では、生稲氏&今井氏のタッグ演説より多くの聴衆を集めなくては、という気負いもあったのでは。

 

 与党が解散できる時期を選べる衆院選とは違い、参院選は3年ごとに7月ごろにおこなわれます。仕方がないですが、猛暑日が続き、政府が節電要請をするなかでの選挙に、候補者の陣営も気苦労が絶えないでしょう」(政治部記者)

 

 さらに参院選では、集票力が期待される著名人の立候補が定着している。日本維新の会では、元東京都知事の猪瀬直樹氏、俳優で歌手の中条きよし氏、元陸上競技選手の松野明美氏らが全国比例で立候補している。選挙区が広く、多くの有権者に訴えなければいけないから、猛暑のなかでも街頭演説をせざるをえない状況もある。

 

 だが、コロナ感染者数が再び増加しつつあることもあり、ネット上では街頭演説に疑問を持つ声も多く上がっている。

 

《参議院選挙を前に全国遊説をするためにコロナ対策を緩和した。その結果、コロナ感染者が全国に急拡大した。それに熱中症対策まで頭が回らずこのざまである。国民のことより、わが党第一である。こんな暑い中、誰も街頭演説など聴きに行かないし、無駄なことである》

 

《あと1週間後、与党圧勝かもしれないが、熱中症とコロナ罹患者の急増が心配だ》

 

《そりゃこの時期に街頭演説をしてれば熱中症になるよね》

 

《この猛暑の中街宣カーで街中で演説というのが時代遅れ。電力も労力も無駄でしかない。
テレビの政権放送で全て済ませれば良いのに》

 

《選挙カーに猛暑の街頭演説とか、ほんといつまで昭和やってんの?》

 

《何も街頭で演説やらなくても良いよ。テレビ、ネットでやれば暑さにやられて誰も倒れる事もないし》

 

 インターネットを使った選挙運動が2013年に解禁されてから、4回めとなる今回の参院選。いまだ「握手した数しか票は増えない」という意識が定着している日本の選挙、どうにかならないものだろうか。

 

( SmartFLASH )

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