6月29日、包丁とともに皇族を批判する内容などが書かれた手紙を宮内庁に送りつけて業務を妨害したとして、皇宮警察本部は愛知県在住の20代のアルバイトの男を威力業務妨害容疑で逮捕した。
皇族の護衛や皇居の警備などを担う組織として、皇宮警察は手柄を上げたところだが、このところ『デイリー新潮』が、皇宮警察の倫理観の欠如や不祥事について相次いで報じ、話題となっている。
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「愛子内親王殿下や雅子皇后、秋篠宮家の紀子妃など皇族の方々に対し、皇宮警察の職員が日常的に陰で“悪口”を言っている事実や、内部で不倫やパワハラが起こっている実態が次々と報じられたのです。
身を挺してお守りするべき皇族の方々への“裏切り”にほかならず、《皇族の方々をこれで守れるのか?》という声が相次ぎました」(皇室ジャーナリスト)
7月6日、『WEB女性自身』では、皇室の方々が皇宮警察へ不信を募らせていることを報じているが、さらなる問題も起きていたという。
報道によると、「感音性難聴」を明かされた瑶子さまにインタビューを申し入れた報道機関に対し、瑶子さまは特定の社だけに対して取材に応じることはできない旨を記したお手紙を書かれた。常陸宮家、三笠宮家、高円宮家の事務を担当する宮内庁の部署である宮内庁宮務課は、お手紙を確認することなく、そのまま記者会に配布してしまったのだという。
報道によると、瑶子さまは「こんな形で表に出るとは思いませんでした」と、困惑の声を漏らされているという。
「皇宮警察に続き、宮務課でも皇族の方々の不信感をかきたてる問題が報じられ、宮内庁の意識の低さが叫ばれています。皇室を取り巻く時代背景も変化してきたとはいえ、皇室に仕えることの意識を高く持って職務をまっとうすることが使命であることに変わりはありません」(前出・皇室ジャーナリスト)
ネット上では、皇宮警察や宮内庁の“劣化”を嘆く声が上がっている。
《誹謗中傷をしないとか、安易に手紙を公開しないなんてのは、コンプライアンスや個人情報保護などもはや常識の範囲だよね。その危機意識を感じてないのではないだろうか。》
《特殊な組織は、組織内の対流や外部からの流入が無いと淀んでしまうのだろう。そろそろ上層部から中層部あたりまで、総取り換えの人事を行ったらどうだろう? 引継ぎは大変だろうけど、不祥事を連発するよりは良いのでは?》
中には、“働く世代”の意識が変わってきたことを指摘する声も。
《問題を起こすのは論外だけど、仕えることに誇りを持ち身を捧げて働く世代でもないんじゃないか。一朝一夕に意識が変わる問題でもないかもね》
( SmartFLASH )