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生稲晃子だけじゃない!水道橋博士、松野明美ら “タレント議員” 当選連発で叫ばれる「参議院の必要性」

社会・政治 投稿日:2022.07.11 16:49FLASH編集部

生稲晃子だけじゃない!水道橋博士、松野明美ら “タレント議員” 当選連発で叫ばれる「参議院の必要性」

東京選挙区で約61万票を獲得し、当選した生稲晃子氏

 

 7月10日に投開票された第26回参議院通常選挙

 

 結果は自民党が63議席を獲得し、改選ぶんの過半数を単独で確保する大勝となった。全国で32ある1人区では自民党が28議席を獲得。2人擁立した北海道、東京、千葉、神奈川でも漏れなく議席を獲得している。

 

 東京選挙区で自民党が擁立したのはタレントで元「おニャン子クラブ」メンバーの生稲晃子氏(54)だ。

 

 

 投開票前から、各メディアの候補者アンケートへの “無回答” で批判を浴びたり、回答の矛盾を指摘されたりと何かと話題だった生稲氏。“タレント議員” としての批判を一斉に受けていたが、同党の元ビーチバレー選手・朝日健太郎氏(46)に続いて、当選を果たした。

 

 今回の選挙戦でめでたく “センセイ” になった有名人は生稲氏だけではない。

 

 日本維新の会は全国比例区で8議席を獲得し、比例区で野党第1党になったが、同党から立候補したのが元マラソン選手の松野明美氏(54)だ。

 

 松野氏は熊本県議会議員を務めていたが、2016年には “仮病” で議会を欠席。その日に大阪府内で講演をおこなっていたことが判明した。同年に東京都内でも、議会を欠席して講演をおこなっており、批判を浴びていた。しかし、今回の選挙では比例区の党内3位で初当選を果たしている。

 

 また、日本維新の会では4位に歌手の中条きよし氏(76)、5位に元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏(75)、8位に元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏(64)が入り、初当選を果たしている。

 

 ちなみに2位で2期めの当選を果たした石井苗子氏(68)も女優、キャスターとして活躍していることから、比例当選の半数以上がタレント議員だと言えるだろう。

 

 元俳優の山本太郎氏(47)が率いるれいわ新選組から出馬したお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)も注目を集めていたが、特定枠を除く同党の比例トップで当選を果たしている。

 

 古くは故・横山ノック氏、最近では元「SPEED」の今井絵理子氏(38)などさまざまな政治家を輩出してきた「参議院選挙」。しかし、“実力不足” を突きつけられた政治家たちも多い。

 

 今回もタレント議員が大量当選したことを受けて、「参議院の必要性」に疑問を感じている声は多い。実際、SNSでは、

 

《もはやタレントとスポーツ選手ばかりの参議院は廃止すべき 児童手当廃止するより、参議院いらない》

 

《高齢者と人気が落ちたタレント議員の溜まり場、参議院は必要なのだろうか?》

 

《落ち目タレントの再生工場ハローワークにまで地位が落ちた参議院なんてもう必要ないよ》

 

「良識の府」や「再考の府」とも呼ばれ、衆議院に優越性があるものの、一院の強行を防ぐためのチェック機能が求められている。しかし、各政党の候補者の “質” が落ちれば、そうした意義も薄れてしまうものだ。

 

( SmartFLASH )

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