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安倍晋三元首相の通夜、ほぼすべての国会議員が参列で大混雑 二階俊博氏は“くたくた”に
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.11 23:56 最終更新日:2022.07.11 23:58
7月11日、安倍晋三元首相(享年67)の通夜が、東京都港区の増上寺で執りおこなわれた。
7月8日、奈良県での遊説中、山上徹也容疑者(41)に銃撃され、その凶弾によって命を落とした安倍元首相。
7月10日に投開票された参議院議員通常選挙の直前の出来事であり、政界に大きな衝撃を与えた。
首相の通算在任期間は、歴代最長の3188日。政界で安倍元首相を悼む人々は、多くいたようだ――。
「増上寺には絶えず、国会議員が訪れているような状況でした。それも与野党を問わず、ほぼすべての国会議員が参列したのではないでしょうか。
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通夜の会場に入るには、車から降りて、一般人が多く行き交う公道を通らなければならなかったのですが、あまりにも政治家が多くいましたので、甘利明元経済産業大臣などが通っても、一般人から気づかれないほどでした」
こうした大混雑と猛暑は、高齢の体には無理が厳しいものがあったのだろう。本誌が目撃したのは、二階俊博元幹事長(83)の“疲労困憊ぶり”だった。
いつも飄々としている二階氏にしては珍しく、焼香を終えると、悲しげな表情で増上寺を後にした。
しかし、増上寺の正門側の道路は日ごろから交通量の多い片側2車線道路のうえ、この日は続々と参列者が訪れる状況だった。敷地の外に出ても、なかなか二階氏を迎えに来る車が到着しなかったのだ。
隣には、側近の林幹雄元副幹事長(75)がついていたが、足腰に疲れが来たのだろう、二階氏は増上寺出口近くの生け垣に腰を下ろしてしまった。
重大事件後に、これだけの要人が集まったことで、警備体制も厳重に敷かれていた。
午後6時過ぎ、増上寺前に“不審者”が現れると、すかさずスーツ姿のSP3人が取り囲み、取り調べにあたっていた。
その場で対象者のズボンを下げるSP。おそらく、武器などを所持していないか確認していたのだろう。
山上容疑者の犯行が、こうした警戒を必要にさせるほどの重大事件だったことを、あらためて感じさせられる光景だった。
( SmartFLASH )