7月21日、自民党の最大派閥である安倍派の会合が開かれ、銃撃事件で亡くなった安倍元首相の妻・昭恵夫人も出席した。
席の中央には、安倍元総理の遺影が掲げられ、昭恵夫人は涙ぐみながら、通夜や告別式について感謝を表明。さらに、派閥幹部に対し、安倍元首相の死去で空席となった衆議院山口4区の補欠選挙について、自らが立候補する考えはないとして、「後継を決めるなかでいろいろとお世話になると思う」と語ったという。
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「安倍元首相の “後継” については、亡くなった直後からさまざまな情報が飛び交っていました。後継者としていちばん適任なのは、安倍家の長男である寛信氏の息子である寛人氏です。しかし、彼は大手商社に勤務していて、『政治家には絶対なりたくない』と言っていました。
混迷を極める後継者選びのなかで、周囲が昭恵夫人を担ぎ出す可能性もありました。しかし、今回、昭恵夫人が先手を打って不出馬を明言したかたちです」(政治部記者)
この不出馬宣言に、ネット上では賛同の声が広がっている。
《賢明な判断だったと思います》
《昭恵氏の判断に敬意を表します》
《国会議員はそんな弔い合戦だとか、家族に言われたから、とかでなるべきものではない》
また、昭恵夫人の “自由な振る舞い” を振り返り、安堵する声も。
《本人も政治家になるよりも酒を飲んで仲間と遊びたい人ですから立候補はやめるべき》
《自由奔放なイメージがあり、政治には向いてない気がします》
「森友問題はもちろん、反原発活動や大麻解禁運動、そしてスピリチュアルな世界への傾倒と、自民党の最大派閥の領袖としてはツッコミどころが多いですからね。政界にいらぬ混乱を引き起こすこともありませんし、賢明な判断との意見が多いようです」(同)
総会では「安倍派」の名称を継続したうえで、国葬を終えるまでは体制を変更しないことが確認された。はたして後継者は誰になるのか――。
( SmartFLASH )