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麻原彰晃も出演『朝生』舞台裏を上祐史浩が明かす

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.05.08 11:00 最終更新日:2017.05.08 11:00

麻原彰晃も出演『朝生』舞台裏を上祐史浩が明かす

 

 テレビ朝日の『朝まで生テレビ!』が30週年を迎えた。タブーに挑戦し続けたこの番組で、オウム真理教と幸福の科学の「対決」が実現したのは、1991年9月放送の「激論!宗教と若者」だった。オウムは教祖・麻原彰晃をはじめ幹部が集合。当時、オウムの広報部長だったのが上祐史浩氏だ。

 

「教組の大川隆法氏が出なかったので、オウムの『不戦勝』だったと思います。番組後の出演者の反応も、オウムの好感度のほうが高かった。それに当時、幸福の科学は『フライデー事件』が注目されていましたからね」(上祐氏、以下同)

 

 当時のオウムは、いわゆる「武装化」前の段階だった。だが番組中、麻原が隠していた本音を露わにした瞬間もあったという。

 

「麻原は『宗教を馬鹿にする気ですか!』と激高したり、『私はマイトレーヤ(仏教の救世主)です』と宣言もしました。宗教的真理を蹂躙する社会と、救世主として戦って勝利するという、麻原の妄想的世界観がにじみ出た。あのとき、私は視聴者に『変に思われるのでは』と思いましたが、あまり目立たずに終わりました」

 

朝生』は、地下鉄サリン事件が起きた1995年にもオウムを取り上げ、上祐氏はその際も出演した。

 

「このときの『朝生』が事件の真相に肉薄したことは間違いありません。当事者が出てしゃべるんですから、どう弁明しようと、視聴者は何かを感じたでしょう。それが『朝生』の強さだと思います」

(週刊FLASH 2017年4月18日号)

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