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山上徹也容疑者の鑑定留置始まる…旧統一教会めぐる「母親を恨んでいる」供述に “母子の交わらなさ” 嘆く声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.25 19:50 最終更新日:2022.07.25 19:50
安倍元首相が殺害された銃撃事件をめぐり、殺人の疑いで逮捕された山上徹也容疑者の刑事責任能力を調べる鑑定留置が、7月25日に始まった。
同日午前、山上容疑者はこれまで取り調べを受けていた奈良西警察署から大阪拘置所へと身柄が移された。鑑定留置は、11月29日までおこなう方針だという。
山上容疑者は、母親が「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)に多額の献金をしたことで、家庭が崩壊したと主張している。報道によると、山上容疑者の母親が旧統一教会に献金した総額は、1億円にも上るという。さらに24日、山上容疑者は「母親を恨んでいる」との供述をしたとも報じられた。
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一方、7月22日、NHKは、母親が検察に対し「今回の事件で旧統一教会を批判にさらして迷惑をかけてしまい申し訳ないという趣旨の話をしている」と報じた。立ち会った親族への取材でわかったというが、旧統一教会をめぐる母子の思いは、決定的なまでに食い違っている。
本誌は、山上容疑者が知人の男性に「統一教会がなければ、今も家族といたと思う」と語っていたことを報じている。
ふだんはあまり感情を出さない山上容疑者が、「統一教会は、安倍と関わりが深い。だから、警察も捜査ができないんだ」と怒りにまかせたように話していたという。
母親は1998年ごろ、同教団に入信し、翌年6月には土地や一戸建て住宅を売却。2002年に破産宣告を受けていたとも伝えられている。ネット上では、母子の “交わることのない思い” を嘆く声が多く寄せられている。
《山上母にとって統一教会は、自分と家族を災厄から守るものであり、家族も入信しさえすればその後に続く不幸は回避された筈と考えまたそう示唆もされたと思います》
《母親が息子ではなく、教会に申し訳ないと話した記事を読んで心が痛みました》
《信仰の自由があり本人が覚醒しないことには誰も止められない》
家族への思いが、“恨み” に変わってしまった悲劇だーー。
( SmartFLASH )