7月25日、電気自動車大手テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が自身のTwitterを更新。グーグル共同創業者セルゲイ・ブリン氏の妻ニコール・シャナハン氏と不倫関係にあったとの報道を否定した。
24日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、2人が2021年の秋ごろ、不倫関係にあったと報じた。
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同紙によると、マスク氏はブリン氏と長年の友人で、シリコンバレーにあるブリン氏の自宅にひんぱんに泊まっていた。だが、ブリン氏は2人の不倫を知った数週間後、離婚を決意。マスク氏との友情にも終止符を打ち、マスク氏の会社への投資を引き上げるよう指示したという。
マスク氏は、自身のTwitterで
《これはまったくのでたらめ。セルゲイと私は友人で、昨夜も一緒にパーティーに参加していた》
《ニコールとは3年間で2回しか会ってないが、2回とも周りに多くの人がいる状態だった。ロマンチックなことは何もない》
と否定したうえで、《もう何年もやってない(ため息)》と性的行為自体、長年していないと主張した。
マスク氏はツイッター社の買収を宣言し、まもなく撤回したことでも注目を集めている。私生活でも、元部下の女性に子供を産ませたことが報じられるなど、お騒がせ男としても有名だ。
この不倫騒動は日本でも大きく報じられ、SNSでは
《イーロンマスクさん、なんでもありやな‥ 株主はヒヤヒヤ》
《やること大胆すぎるやろw セルゲイブリンからテスラのファイナンス支援受けてその仕打ちはやばいw》
など、さまざまな意見が集まった。そんななか、ビジネス系YouTuber・田端信太郎氏のツイートに注目が集まっている。
《これ、セルゲー夫妻を不倫で離婚させるやん?財産分与で、株が割れて。。元奥さん分のGoogle株をイーロンが購入!一気にGoogleの大株主になり、経営介入!とか狙ってるんかな?》
とグーグルの経営権を狙った可能性を示唆したのだ。
「シャナハン氏は、中国系移民の娘で、不遇な幼少期を過ごしながら猛勉強し、特許管理企業を創業するまでのしあがりました。
ブリン氏とは2018年11月に結婚。娘を1人さずかりましたが、2021年末から別居し、2022年1月にブリン氏から離婚を申し立てられました。シャナハン氏は、ブリン氏に慰謝料10億ドルを要求しているとも報じられています。
実は、グーグルの親会社アルファベットの株式は特殊で、多くの株に議決権がありません。そのため、いまだに創業者の2人で議決権の51%を持っているんです。
この議決権つきの株の一部をマスク氏が手に入れられれば、経営に参画できるかもしれない。もしマスク氏にそうした狙いがあったとしたら、すさまじい深謀遠慮といえそうです」(米国事情に詳しいライター)
アメリカの経済誌「フォーブス」が2022年4月に発表した最新の世界長者番付では、1位のイーロン・マスク氏の資産額は約26兆9400億円。対するブリン氏の資産額は約13兆1600億円で世界7位。超資産家の間で飛び出した騒動は、しばらく収まりそうもない。
( SmartFLASH )