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五輪汚職で強制捜査! 電通元専務・高橋治之氏「力は森喜朗氏より上」の素顔…本社ビルで「天空のフレンチ」仰天副業

社会・政治 投稿日:2022.08.01 06:00FLASH編集部

五輪汚職で強制捜査! 電通元専務・高橋治之氏「力は森喜朗氏より上」の素顔…本社ビルで「天空のフレンチ」仰天副業

2017年、組織委員会の理事会に臨む高橋氏(中央)。森喜朗氏が起立していても意に介さない(写真・共同通信)

 

 そのレストランは、大手広告代理店・電通本社ビル(東京都港区)の46階にあった。高さ200mという“汐留の天空に浮かぶがごとき”絶景から、オーナーは「ソラシオ汐留」と名づけた。

 

「蒸しアワビのステーキや、ごま豆腐の上にフォアグラのソテーを乗せたメニューが人気の本格フレンチでした。午後8時30分には東京ディズニーランドの花火が見え、カップルにも人気でした」(店を利用したことのある客)

 

 

 じつは「ソラシオ汐留」のオーナーは、電通の元専務である高橋治之氏(78)だ。

 

 高橋氏は、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事だった2017年、大会スポンサーで紳士服大手のAOKIから、4500万円のコンサルタント料を受け取っていたことが発覚している。

 

「社内では現在も東京地検による事情聴取が続き、関連部署ではパソコンや携帯、関係書類などをごっそり押収されたといいます」(電通関係者)

 

 2002年、「ソラシオ汐留」はビルの開業とともにテナントとして入っている。当時は一介の常務でしかなかった高橋氏が、なぜ自社ビルで“副業”に勤しむことができたのか。そして、いかにして東京五輪の“黒幕”となったのかーー。

 

「高橋さんほどスポーツ業界に国際的な人脈を持つ人物はいない。五輪関係者だけではなくMLB、FIFA、PGAと多種多彩で、誰もが頭が上がらないのだろう」

 

 そう語るのは、高橋氏を古くから知る電通OBだ。

 

 高橋氏は1970年代からスポーツビジネスに携わり、サッカー界で“王様”と呼ばれたペレの引退親善試合を日本で開催。主催する日本サッカー協会に大きな収益をもたらし、信頼を勝ち取った。

 

「とんとん拍子で出世できたのは、“電通の天皇”と呼ばれた成田豊さんから高評価を得たことが大きかった。当時は成田さんの出身部署である新聞局が出世コースで、先行投資が必要だった事業局は、あまり評価が高くなかった。しかし高橋さんは、たとえばサッカー日本代表がアディダスやキリンと大口の契約を結ぶなど、スポンサー料を先に取る手法を確立したんだ」(同前)

 

 高橋氏の“集金能力”は、日本オリンピック委員会(JOC)にとっても願ってもないものだった。

 

「JOCに電通が食い込むきっかけとなったのが、1980年のモスクワ五輪を前に始まった『がんばれ!ニッポン!キャンペーン』です。選手の肖像権を利用して協賛金を獲得し、それを選手の強化費にまわすキャンペーンで、万年資金不足だったJOCにとっては、このうえなくありがたいものでした。これを主導したのが高橋さんで、JOCの運営は電通なしには成り立たなくなりました」(電通社員)

 

 こうしてスポーツ界に圧倒的な影響力を持つにいたった高橋氏にとって、五輪を成功させて自らの手柄としたい政治家たちを取り込むことは、いともたやすいことだった。

 

 2020年12月15日の菅義偉首相(当時)の動静を見ると、各紙は横並びでこう報じている。

 

《「ステーキそらしお」でフジテレビの宮内正喜会長、遠藤龍之介社長、東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之理事と会食》

 

「ステーキそらしお」は、高橋氏が東京・六本木で経営する店で、「特選銘柄牛コース」が2万2000円という高級店だ。

 

「高橋氏は、『ステーキそらしお』での会食は店のプライベートルームでおこないます。ここには、FIFAの幹部など世界のスポーツ界の重鎮と撮った写真などが飾られています。この部屋に政治家たちをわざわざ呼びつけて自身の功績を誇示し、マウントを取るのです」(JOC関係者)

 

 女性蔑視発言で組織委員会会長を辞任した森喜朗氏とも、高橋氏は昵懇の仲だ。

 

「高橋氏は政治家を下に見ているところがあり、森氏に対しても大きな態度をとることがあります。組織委員会の会合でも、森氏が起立しているなかで、腰を上げない人物は高橋氏くらいでした」(同前)

 

 元JOC参事で五輪アナリストの春日良一氏は、今回の騒動についてこう語る。

 

「高橋氏には、招致委員会から9億円ものコンサルタント料が振り込まれていました。同様の個人契約はほかに十数件ありましたが、金額はせいぜい3000万円ほど。高橋氏はスポーツ愛というより、いかにスポーツがカネになるかで動いてきました。国際スポーツ機関のトップや東京五輪関係者との人脈も、そのための手段にすぎなかったのです」

 

 電通本社ビルの「ソラシオ汐留」は、2020年に閉店した。前出の電通関係者が振り返る。

 

「高橋さんがオーナーだということは、社員は皆知っていて、仕事の打ち上げでも使っていましたね」

 

 電通の本社ビルに「ソラシオ汐留」が出店した経緯や、当時の社員の利用状況について問い合わせると、「7月26日に捜査が入りましたので、捜査に関わることにつきましてはお答えできる状況にございません」と回答があった。

 

 高橋氏は、2009年に電通を退社したあとも電通への出入りを続けているという。

 

「社内には『高橋さん案件』という言葉があり、さまざまな対応を迫られます。しかし、部長クラスが対応しようとしても高橋さんは、『キミみたいな小物じゃ話にならん』と相手にしません」(電通社員)

 

 最上層まで上り詰めても、高橋氏の欲望は満たされなかった。

 

( 週刊FLASH 2022年8月16日号 )

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