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三浦瑠麗「たいものれい」言い間違いで政治家の漢字力に再注目…安倍元首相は「訂正でんでん」、麻生元首相は「みぞうゆう」

社会・政治 投稿日:2022.08.01 17:58FLASH編集部

三浦瑠麗「たいものれい」言い間違いで政治家の漢字力に再注目…安倍元首相は「訂正でんでん」、麻生元首相は「みぞうゆう」

写真:つのだよしお/アフロ

 

 7月31日、国際政治学者の三浦瑠麗氏が『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。賛否両論ある安倍晋三元首相の国葬について持論を語った。

 

「反対意見が出ることは健全というか。反対意見が出ない総理大臣なんかいないですよ。それこそ(戦後の首相で唯一国葬がおこなわれた)吉田茂がどれだけ憎まれていたかを考えたときにね。

 

 

 日本で私が憂慮するのは、天皇陛下の国葬は当然だと、これは大喪の礼だと。権威は認めるけど、民主主義で選んだ総理大臣に対して毀誉褒貶あろう、だけども政治(家)はダメっていうのは、民主的にはおかしいと思っているんです」

 

 さらに、

 

「全然違うんですよ、海外からの評価。暗殺されたのも大きいし。だから岸田政権の説明は理にかなっていると思います。国葬っていうのは政治なんです。私は政治マターだと思うんです。当然、内閣総理大臣が決めるんですよ。閣議で決めるんです」

 

 と述べたのだ。

 

 この発言に、SNSでは《天皇の葬儀と一緒にするな》とのツッコミがあったが、なによりも三浦氏が「大喪の礼」を「たいものれい」とハッキリ発言したことが話題となった。正しい読みは「たいそうのれい」だ。

 

「1980年生まれの三浦氏は、1989年2月24日におこなわれた昭和天皇の大喪の礼を知っているはずです。164カ国、28の国際機関から弔問団が来日し、当時の竹下登首相は39カ国の元首、首脳および国連事務総長と会談しました。

 

 言い間違いは誰にでもあります。ただ、仮に『たいものれい』と間違えて覚えたとしても、その後、勘違いだったと気づく機会はあったと思うのですが……」(政治部記者)

 

 国際政治学者のありえない「言い間違い」に、一時Twitterで「大喪の礼」がトレンド入り。

 

《「大喪の礼」を「たいものれい」は、さすがにヤバくないか…マジなのか》

 

《たいものれい。言い間違いは誰にでもあるが、本を読む人ならなかなか間違えないと思うんだが》

 

 さらに、三浦氏の言い間違いから、SNSでは政治家の過去の「言い間違い」にまで話が広がった。

 

《三浦瑠麗さん「大喪の礼(たいそうのれい)」を「たいものれい」って言っちゃったんだ。さすが「訂正云々(ていせいうんぬん)」を「ていせいでんでん」と公の場で言ってしまった安倍さんのお気に入りだっただけのことはあるな》

 

《「たいものれい」は、「みぞゆう」に匹敵するね》

 

 安倍晋三元首相の「ていせいでんでん」は、2017年1月24日の参院本会議での発言だ。

 

 当時、民進党の代表だった蓮舫氏が代表質問で、「我々がずっと批判に明け暮れているという言い方は訂正をしてください」と述べたことに対して、当時首相だった安倍氏は、「これはあくまで一般論であって、民進党のみなさんだとは一言も申し上げていないわけであります。 自らに思い当たる節がなければ、これはただ聞いていただければいいのだろう、このように思うわけであります」と反論したうえで、「訂正『でんでん』というご指摘はまったく当たりません」と力を込めたのだ。

 

 答弁書の「云云」(うんぬん)を「伝伝」(でんでん)と読み間違えた可能性が指摘され、このときも「訂正でんでん」がTwitterで一時トレンド入りした。

 

 2009年には、当時首相だった麻生太郎氏が、踏襲(とうしゅう)を「ふしゅう」、未曾有(みぞう)を「みぞうゆう」、頻繁(ひんぱん)を「はんざつ」などと発言し話題に。

 

 また、2010年9月には当時首相だった菅直人氏が、国連の日本語演説で「疾病(しっぺい)」を「しつびょう」と言い間違えたこともある。

 

 さらに、コロナ禍の2021年には、加藤勝信官房長官(当時)が寄席(よせ)を「ヨセキ」と言ったことも。

 

 麻生元首相の言い間違い以降、答弁書には読み仮名のルビが多く書き込まれるようになったという。三浦氏の「たいものれい」から思わず注目を集めたが、大事な場での「言い間違い」には気を付けたいものだ。

 

( SmartFLASH )

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