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神戸山口組の斬り込み隊長「新団体立ち上げの理由は『悪政』」社会・政治 投稿日:2017.05.12 11:00

神戸山口組の斬り込み隊長「新団体立ち上げの理由は『悪政』」


 まさに急転直下の出来事だった。
 4月28日夜、「神戸山口組の織田絆誠(よしのり)若頭代行(50)が、同組の中核組織である山健組からいなくなった」という情報が駆け巡った。織田氏のみならず、織田派といわれる組員らが山健組本部から一斉に姿を消した。

 

 何が起こったのか。
 翌29日、神戸山口組は直参に対して緊急招集をかけた。事態を把握するためとみられるが、集まりには複数の直参が欠席。この段階で、神戸山口組の分裂は決定的になった。

 

 時を待たずして、30日には兵庫・尼崎市にある神戸山口組直参の古川組事務所で、新団体立ち上げ結成式が電撃的におこなわれた。そして、異例の記者会見で明かされた「結成表明」が、ヤクザ界に衝撃を与えた。

 

「山口組が自滅の道を辿ると真っ向から否定して立ち上がったにもかかわらず、神戸山口組の現実はその名古屋方式にも劣る、それ以下の悪政でした……」

 

 悪政とは、金銭の吸い上げや出身母体の贔屓などだ。
 新団体名は、「任侠団体山口組」。組長は置かない。ヤクザ社会では絶対であるとされる盃も交わさない。この異例ずくめの分裂劇を主導したのが、代表に就いた織田氏だった。

 

 5日現在、神戸山口組からは直参だった織田氏、池田幸治本部長(50)が離脱した。

 

 織田氏といえば、神戸側の斬り込み隊長として全国を回り、また懲罰委員として組織の引き締めを図るなど、神戸側の最重要人物と目されていた。

 
 1990年、五代目山口組と波谷組との間で勃発した山波抗争で、長期服役。出所後、山健組健竜会へ入った。その好戦性と、同時期にともに徳島刑務所で服役した神戸山口組・井上邦雄組長(68)への忠誠心の高さが有名だった。

 

「神戸山口組が立ち上がった当初、井上組長に複数の幹部が『織田は弁が立ち、兵隊を持っています。彼を上層部に加えましょう』と進言した。これに押され、井上組長は織田氏の若頭代行への大抜擢を決めた」(神戸山口組関係者)

 

 それだけに、今回の騒動は関係者に驚きを与えた。都内在住のヤクザは新組織について、「今までとは違ったヤクザの形を示したのではないか」と話す。

 

「これまでのヤクザなら、盃を交わせば、組長がどんな理不尽なことを言っても従うもの。だが、いまはそんな時代ではない。金を稼いでいるヤクザは一部だけで、暴排条例の影響でろくに生活もできず、やっていけないと思うのは無理もない。各組織とも、上層部は60代から70代が中心。織田代表は50歳で、上の世代とは考え方がまるで違う。これまでのようなやり方では、今後は通用しないという思いが募っていたために、今回の動きに繋がったのだろう」

 

 3つに分裂した山口組は今後三つ巴の抗争に発展するのか。暴力団対策を担当する警視庁刑事はこう推測する。

 

「暴対法や組織犯罪対策法があり、抗争は事実上不可能。にらみ合いの構図はしばらく続くとみている。だが、新団体は、2つの山口組から激しい切り崩し工作を受けることになるだろう」

 

※「任侠団体山口組」の「侠」は正字を使用します
(週刊FLASH 2017年5月23日号)

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