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『報道特集』が報じた旧統一教会の「電話作戦」有権者には片っ端から投票呼びかけ、マスコミには無言の抗議

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.07 19:55 最終更新日:2022.08.07 19:56

『報道特集』が報じた旧統一教会の「電話作戦」有権者には片っ端から投票呼びかけ、マスコミには無言の抗議

旧統一教会の創始者、文鮮明氏(左)と、妻で現「世界平和統一家庭連合」の韓鶴子総裁(写真・AP/アフロ)

 

 8月7日、実業家のひろゆき氏が自身のTwitterを更新。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)について持論を展開した。

 

《「統一教会は信者の人数が少ないから問題視する必要はない」とか言い出す統一教会擁護の人が居ますが、大きな間違いです。統一教会の信者の投票数が脅威なのではなく、1日に12時間以上無償で興味のない候補者のために働ける社畜根性の傭兵としての能力が凄いんですよ、、と》

 

 

 8月6日に放送された『報道特集』(TBS系)では、元信者の女性が実名・顔出しで登場。旧統一教会の信者たちによる熱心な“活動”を明らかにした。

 

 番組ではまず、通常の結婚後に入信した「壮婦」と呼ばれた元信者の女性が登場。旧統一教会による選挙支援の実態を、こう証言した。

 

「婦人の集会のとき、教会に候補者が来て(その人を)応援しましょうと言われたことはありました。市長選でした。昔から、自民党を応援するようには言われていました」

 

 次に、1994年まで10年間、信者だった女性が登場。1990年ごろ、選挙事務所で投票呼びかけの電話をかけるよう命じられたと証言する。

 

「選挙事務所の人たちから『この人にかけて』と名簿を配られて、その方にもう片っ端(から電話)。無報酬です。もう紙に何十人、何百人と(有権者が)書いてありますから、私だけではなく、ほかの信者たちも(選挙事務所に)行ってますから。どのくらいかけているかわからないです」

 

 選挙支援とは別に、1992年には、旧統一教会に批判的な報道をしたマスコミに、無言電話をかけるよう指示されたこともあったという。

 

「マスコミがわあっと取り上げていたとき、霊感商法でわあわあと騒がれているときに、どこどこの放送局に批判の電話、無言で。何度もかけます。とにかく抗議の電話だから、かけられたら何回もかけます。

 

 マスコミに出て統一教会のことを悪く言う人は、みんなサタンです。弁護士の方とか、出ていましたけれども、もう顔見るだけで気持ちが悪くて。マスコミに出ている方だけではなくて、統一教会に反対する人はみんなサタン」

 

 番組では、1992年8月26日付の朝日新聞の「TBS『統一教会』批判番組の放映後 無言電話3万本」という記事も紹介している。

 

『報道特集』の内容に、SNS上で称賛の声が多く上がった。

 

《脱会した元信者が語る。統一教会の批判をした弁護士や報道機関に無言電話をかけるように指示されてかけたと》

 

《TBSの報道特集、統一教会の元信者さんが実名顔出しで選挙応援の実態について証言する。すごい》

 

 あらためて浮き彫りになりつつある旧統一教会の実態。その全容は、明らかになるのだろうか。

 

( SmartFLASH )

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