内閣改造で去る予定の岸防衛相　緊張感増す時代に「防衛トップが体調不良で大丈夫か」囁かれ続けた国民の不安

 

　8月4日夜、岸信夫防衛相は、中国軍が発射した弾道ミサイル5発が、日本の排他的経済水域（EEZ）内に落下したことを受け、防衛省で臨時記者会見を開いた。

 

「わが国の安全保障、国民の安全に関わる重大な問題だ。強く非難する」

 

　だが、この記者会見を見て、SNS上では岸防衛相の体調を心配する声が上がっていた。

 

《岸信夫大臣はお身体大丈夫なんでしょうか？　一旦退いて万全の体調で総理大臣候補として出てきてほしい》

 

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《体調がすぐれないようにお見受けします…》

 

　ロシアによるウクライナ侵攻や、北朝鮮のミサイル発射、さらにここにきて、中国の台湾周辺での大規模な軍事演習と、日本をめぐる安全保障環境は緊迫の度合いを高めている。8月10日に予定される内閣改造では、岸防衛相の交代が規定路線となっている。

 

「2022年5月末、北朝鮮がミサイルを発射した際にも、岸防衛相は『明らかに挑発行動であり、断じて許されない』と強く批判しましたが、一方で、SNS上では体調を心配する声が上がっていました。

 

　2021年9月には、体調不良のため閣議を欠席し、病院で検査した結果、尿路感染症と診断されています。

 

　岸氏は世界平和統一家庭連合（旧統一教会）との関係性を認めたこともありますが、世界情勢を鑑みても、防衛大臣が体調に不安を抱えながら務まる職ではなくなっています」（政治部記者）

 

　ネット上ではほかにも、岸防衛相の体調を不安視する声、そして防衛相としてやっていけるのかを不安視する声が多くあがっていた。

 

《今の東アジア情勢の中で1億2千万人の命と生活を守る防衛大臣は大変な責務です。自身の健康に問題があったり、党派のメンツや形式的な世襲議員を据えて済まされる無責任なポジションでは無い事を認識し、早々に適任への交代人事を行う必要があると思います》

 

《防衛相に健康不安があるのは問題だと私は思います。大臣に重要の度合いは無いと思いますが、防衛は瞬間の判断や行動力が要求されるポストではないでしょうか、有事はいつ来るか分かりません、と言うより敵国は手薄な時を狙って来ます》

 

　東アジア周辺が緊迫の度合いを増す中、防衛相の人事は難しくもなっている。8月10日、誰が後任となるのか。国民が注視している。

 

( SmartFLASH )