【旧統一教会と自民党】ストリートビューで “癒着” を探すブーム到来、教会支部の壁に議員ポスターが

 

　7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、注目が集まる自民党と旧統一教会（世界平和統一家庭連合）のあまりに密接な関係。

 

　メディアによる追及が続くなかで、岸信夫防衛大臣、末松信介文科大臣、野田聖子少子化担当大臣などなど、要職を務める多くの国会議員の名前があがっている。

 

　ネット上でも旧統一教会との “癒着” を糾弾する声は大きく、ついにはTwitter上で、「#ストリートビューに見る旧統一教会と自民党の癒着」というハッシュタグまで生まれた。

 

【関連記事：“旧統一教会と関わりがあった現職国会議員”は101人！総力取材で見えた「9割が自民党」の密すぎる関係】

 

　これは、世界中の道路ぞいのパノラマ写真を提供するGoogleストリートビューを用いて、旧統一教会関連の施設を確認し、その建物に張ってある自民党議員のポスターを探すというものだ。下記の森まさこ議員を発端に、次々と政治家のポスターが発見されている。

 

《「統一教会・いわき家庭教会」でストリート・ビューを検索すると、自民党・森まさこのポスターが玄関内に貼ってある》

 

《統一教会・四国中央の正面玄関の4連ポスター
・自民党参院議員・井原たくみ
・新居浜市長・石川勝行
・西条市長・玉井敏久
・四国中央市長・篠原実》

 

《岩手県一関市の施設に藤原たかしと小野寺五典の街頭演説のポスターが》

 

《高崎協会で中曽根元総理の孫を発見》

 

《旧統一教会　愛知孝成家庭教会
2021年9月　池田よしたか　と　丸川珠代
2022年3月　池田よしたか》

 

《2019年7月27日、愛媛県宇和島の旧統一教会は石破茂と木村よしお推し》

 

「ポスターだけでは、“癒着” とまで言えるかどうかは難しいですが、少なくとも旧統一教会が自民党にとって非常に大きな支援組織である、という点は改めて確認できますね。

 

　インターネット上の公開情報を分析し、様々な種類の事件や事故の真相を解き明かすのは世界的な流行です。

 

　特に有名なのは独立系の調査グループ『ベリングキャット』です。2014年7月に起きたマレーシア航空17便（MH17）の撃墜事件を皮切りに、現在ではウクライナで起きたロシア軍による『ブチャ虐殺』についても調査しています。

 

　スケールは違いますが、オープンソースから自民党と統一教会の関係を暴く作業は、今後も続くでしょうね」（政治部記者）

 

“隠し事” は通用しない世の中だ。

 

( SmartFLASH )