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ペロシ米下院議長、習近平へ「怯えたいじっめ子みたい」発言に称賛の声「林外相もこのくらい」辛辣な意見も

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.10 16:45 最終更新日:2022.08.10 16:48

ペロシ米下院議長、習近平へ「怯えたいじっめ子みたい」発言に称賛の声「林外相もこのくらい」辛辣な意見も

8月5日、訪日中のペロシ氏は岸田文雄首相と朝食会をおこなった(写真・時事通信)

 

 8月9日、ペロシ米下院議長は米国のテレビ番組に出演し、台湾周辺で軍事的圧力を強めている中国習近平国家主席について「怯えたいじめっ子のように振る舞っている」と批判した。

 

 米MSNBCテレビのインタビューでの発言。ペロシ氏は、台湾や日本などのアジア歴訪後、初めてメディアのインタビューに応じた。中国が猛反発するなか台湾訪問に踏み切ったペロシ氏だが、「中国の国家主席が、米議員らが訪台するかどうかを判断すべきでない」と強調。「われわれは、習氏による台湾の孤立化に加担するつもりはない」とも言明し、アジア歴訪は「非常に生産的だった」と語った。

 

 

「ペロシ氏の台湾訪問に関しては、米国内でも否定的な見方が多い。ペロシ氏の訪台に反応する形で、中国は台湾周辺で思う存分に軍事演習をおこない、中台間でこれまで暗黙の了解としてあった中間線の効力はぐっと弱まってしまいました。台湾の蔡英文総統にとっても、日本にとっても、中国の軍事的脅威が増してしまったわけです。

 

 ただ、ペロシ氏の“挑発”をいなせず、ペロシ氏が台湾を離れた途端に軍事演習に踏み切る中国は、過剰反応しすぎ、という面もあります。筋金入りの対中強硬派であるペロシ氏は、むしろこれを言いたかったのかもしれません」(米国事情に詳しいジャーナリスト)

 

 ネット上では、ペロシ氏に対する称賛の声が多く上がった。

 

《ペロシが完全に一枚上手だな》

 

《全くその通りかと。ペロシが台湾にいる間は怖くて何も出来なかったのに、いなくなった途端に活発に軍事演習。まるで喧嘩が弱いヤンキーが、喧嘩の強い相手がいなくなった途端にイキり出すのと次元は同じかと》

 

《共産主義国家は、常に、弱い者いじめを得意とするところであります。自らの権力の正統性に自信がないからですね》

 

 また、ペロシ氏の発言と比較し、中国に対して何も言えない日本の外交姿勢を批判する声も上がった。

 

《林外相もこのくらい気の利いた発言をしたらどうだ》

 

《刺激的文言で相手の反応を探るのも外交手法の一つ》

 

《日本の「リベラル」を自称する人たちもこれくらい言ったらどうか??》

 

 8月10日の内閣改造で留任した林芳正外相に関しては、保守派が反発を強め、SNSでは、《#林芳正外務大臣の留任に反対します》というタグがトレンド入り。ペロシ氏とまではいかないまでも、中国にもの申す姿勢を、日本の議員にも持ってほしいものだ。

 

( SmartFLASH )

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