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岸田首相「内閣改造直後」に支持率最低の異常事態 肝いりの「電撃改造」も物価高、コロナ、国葬批判には勝てず

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.12 14:53 最終更新日:2022.08.12 14:58

岸田首相「内閣改造直後」に支持率最低の異常事態 肝いりの「電撃改造」も物価高、コロナ、国葬批判には勝てず

記念撮影に臨む第2次岸田改造内閣の閣僚たち(写真・時事通信)

 

 第2次岸田改造内閣が発足した8月10日から11日にかけて、NNNと読売新聞が緊急の世論調査をおこなったところ、岸田内閣を「支持する」と答えた人は51%で、政権発足以来、過去最低となった。改造直前の前回調査(8月5~7日実施)から6ポイント下落。不支持率は34%(前回32%)と過去最高だった。

 

 今回の内閣改造を全体として「評価する」は45%で、「評価しない」は34%。岸田首相が新閣僚らに対し、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係を自ら点検し、見直すよう求めたことについて、十分な対応だと「思わない」は55%と、半数を超えた。

 

 

 個別の人事では、河野太郎デジタル相の起用を「評価する」は63%、「評価しない」は21%で、萩生田光一政調会長の起用を「評価しない」は40%だった。

 

 今回の人事での「統一教会」をめぐる対応が評価されなかったことに加え、物価高や、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどから内閣支持率が下がっているものとみられる。

 

「9月初旬と見られた内閣改造を約1カ月早め、政権幹部にも直前に知らせる『電撃改造』でしたが、内閣支持率の下落に歯止めをかけられませんでした。

 

 参院選では勝利したものの、安倍元首相の『国葬』批判に加え、旧統一教会と閣僚との関係が発覚。改造内閣でも留任した山際大志郎経済再生担当相、高市早苗経済安保担当相ら7人の閣僚が、旧統一教会との関係を発表するに至りました。電撃改造でも支持率下落という異常事態に、岸田首相の任命責任を問われかねない事態となっています」(政治部記者)

 

 ネット上でも、内閣改造は失敗だったという声が多く上がっている。

 

《岸田総理の党内での求心力低下に繋がりかねない。失敗でしたね》

 

《内閣改造も非常時だから地味で堅実なのはわかるけどこのメンツじゃあ明るい未来が見えてこない 女性や若手民間人でもいいから期待感をもてる人材を登用してもらいたかった》

 

《正直、コロナ第7波の対応、旧統一教会問題からの内閣改造をみてこの政権駄目だと思ってしまった。何もかもが中途半端で何をしたいのかよくわからない》

 

《もういい加減、自民党に下野してもらった方が、良いんではないか?その方が自民党にとっても良いと思う。このままだと自民党は腐ってしまう》

 

 今回と同じNNNと読売新聞による7月11日から12日の調査では、「支持する」が65%だった。参院選後の1カ月で14ポイント下落したこととなる。政権発足から高い支持率を誇った岸田政権だが、一気に瓦解した格好だ。ここから立て直すのは簡単な道のりではない。

 

( SmartFLASH )

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