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「安倍元首相に弔意」で産経新聞社がCF支援者募集 1日で目標達成、追加募集も「故人で金儲け」批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.12 18:52 最終更新日:2022.08.12 18:52
産経新聞社が始めた、あるクラウドファンディング(CF)が、止まらない勢いを見せている。
「追悼 安倍晋三元首相 ~国葬にあたり、広く社会で弔意を~」と題し、自社のCFサイト「White Canvas」で、支援者を募っている。そこに掲げられる趣旨は、以下となっている。
《国葬が執り行われる9月27日付の産経新聞朝刊では、安倍元首相の功績を振り返る特別紙面を掲載するとともに、弔意をお伝えしたい皆さまのお名前を掲載いたします》
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2022年9月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬に合わせ、CF支援者は、当日の「産経新聞」の紙面に名前(本名のみ)が掲載される、というプロジェクトだ。1口5000円で、8月10日から始まった。
複数口、申し込めば、その数分の名前が載る。また、当日の新聞は自ら購入する必要がある。募集は8月30日まで、寄せられた賛同金の一部は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会に寄付される。寄付額は後日、報告するという。
目標金額は500万円だったが、8月10日の開始当日に達成された。そしてあっという間に支援者は6000名(3000万円分)を突破し、翌11日には新たに2000名の追加支援者を募ることを発表していた。
CFは8月12日18時現在で、7000口、3500万円を超えている。
SNS上では《素晴らしい企画をありがとうございます》など、賛同者の声が集まっているが、一方で批判の声も相次いでいる。
《クラファンで?!? こんなことするって、報道機関・全国紙ではもはや無いね》
《産経新聞社が故人の名前を勝手に使って金儲けしてるようにしか映らないんだけど、違うの? てか、こんなんありなん?》
《広告掲載は、自社なら無料でできるでしょう。寄付も「一部」。では残りは、産経新聞社の利益?》
《クラウドファンディングをやるにしても、たとえば産経新聞社が自社主催の追悼式典の開催費用を募るとか、あるいは有志が産経新聞に追悼広告を載せるための費用を募るとかならまだ話はわかるのだが、「うちの新聞の記事に名前を載せてあげるから賛同金5000円ちょうだい」というのはどんなものかね》
9月27日の「産経新聞」の紙面は、いったいどんなものになるのだろうか。
( SmartFLASH )