社会・政治
兵庫県警警部、泥酔後に路上で寝て捜査資料400人ぶん紛失…尼崎のデータ紛失騒動から2カ月後の失態に「懲戒免職もの」と非難の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.15 15:07 最終更新日:2022.08.15 15:11
8月14日、兵庫県警は生活経済課課長補佐の男性警部(49)が、約400人ぶんの事件関係者の氏名や住所が記載された捜査資料を紛失したと発表した。部下2人と酒を飲んだ後に路上で寝込み、資料が入った手提げカバンごとなくしたという。
県警によると、警部は8月12日、週明けに県警本部に持っていくため、資料を警察署から持ち出した。午後8時半ごろから、部下2人と阪急・西宮駅付近の居酒屋でビールなど7杯ほど飲んだ。午後11時すぎ、徒歩で帰宅途中に路上で寝込み、翌朝午前5時に目覚めたとき、手提げカバンがないことに気づいたという。この日の夕方に上司に報告した。
【関連記事:「関東連合リーダー」2カ月間を苦しみ抜いて死去…コロナ重篤化、脳梗塞、体中に自傷行為の痕】
捜査資料には事件関係者の氏名や住所、逮捕した容疑者の名前などが含まれている。持ち出しの許可はとっておらず、内規に違反するという。
兵庫県では、2022年6月、尼崎市で市民46万人あまりの個人情報が入ったUSBメモリーがなくなり、大騒ぎになったばかりだ。
「USBメモリーに入っていたのは、住民税や生活保護の受給に関する情報が含まれた全市民のデータです。新型コロナで困窮した世帯への給付業務を委託された業者が、別の業者に再委託、さらにその業者が再委託した再々委託先の社員が、作業後に居酒屋で飲食して泥酔、USBメモリーが入ったかばんを紛失しました。
このときは数日後に発見されましたが、尼崎市のセキュリティーポリシーに基づくルールがまったく機能していなかったことがわかっています」(社会部記者)
尼崎市の管理責任が問われた事件から2カ月も経っていないのに、今度は重要な個人情報を含んだ捜査資料が流出の危機にさらされている――ネット上では怒りの声が沸き起こった。
《こんな警察官は信用出来ませんので、上司の監督責任も含めて、厳罰を課してもらいたいと強く思う次第です》
《再発防止は当たり前の事として、この警察官は懲戒免職で良いと思う。そのくらいの責任があると思い知らないと》
《個人情報それも捜査資料を持ち出し、週明け県警本部に行くためとはいえ、土日の2日間自宅で保管するなど言語道断。結果帰宅途中に酒を飲み道路で寝てしまい紛失。一体誰がどのような責任を取るのか?少なくとも署長は辞任だろうが、県警本部の責任も重い》
《簡単に持ち出しが出来るような状態になっていることは今後見直す必要があるだろうが、最終的には一人ひとりが規範意識を持ち、何故持ち出し禁止のルールがあるのかを徹底的に叩き込むのも大事》
重要な情報を管理する個人の責任に加え、組織としてのデータ管理体制が問われている。重要な情報は持ちださないという、基本中の基本を厳守する必要があるだろう。
( SmartFLASH )