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橋下徹氏「安倍元首相を国葬に決めたのは失敗」発言に賛同の意見続々 岸田首相は「夏休み」で聞く耳持たず

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.16 17:35 最終更新日:2022.08.16 17:45

橋下徹氏「安倍元首相を国葬に決めたのは失敗」発言に賛同の意見続々 岸田首相は「夏休み」で聞く耳持たず

夏休みに入り、早速ゴルフを楽しんだ岸田首相(写真・時事通信)

 

 8月15日、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。安倍晋三元首相の国葬について「岸田(文雄首相)さんの判断はやっぱり間違ったと思います」と、キッパリ否定した。

 

 番組では、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党の関係を取り上げた。共同通信が国会議員712人に対しておこなった「旧統一教会と接点があるのか」というアンケートに、583人が回答。接点を認めた議員が106人で、そのうち自民党議員は8割に近い82人だったなどと伝えた。その影響か、岸田内閣の支持率は低下し、安倍元首相の国葬についても、反対の声が多くなっていると紹介した。

 

 

 橋下氏は「賛否あることは間違いないです。国葬をやるときに、政治家の評価って絶対、賛否あるんですけども。そうであれば僕は、首相経験者全員を国葬にするって基準を決めてね」と発言し、こう述べた。

 

「その個人、個人の業績を見て、政府が判断するってことになれば大もめになりますよ。まだ首相経験者でご存命な方、たくさんいらっしゃいますけども、亡くなられたときにどうするんだって話になるんで。岸田さん、一時の感情で国葬にするって決めたの、僕は失敗だと思うんで、もう1回、これ、まだ間に合うんで、どうせだったら全首相経験者を国葬するって、そう決めてほしいですね」

 

 橋下氏の「基準を決めるべき」という発言にはネット上でも賛同する声が多く上がった。

 

《どうしても安倍さんの国葬をしたいっていうなら、国葬の意義や基準を明確にした法案を国会に提出して可決し、その上で、安倍さんが対象として、その法的意義や基準をクリアしているかを審査してOKだったら実施するという段取りを踏まないと》

 

《根拠法を制定して、それに基づいて実施を決定すれば、日本国憲法のもとでの政治的・民主的正当性が担保される事は間違いない。その方が安定性はあったと思うけどねぇ。そういう「特定個人が国葬にふさわしいかどうか?」ではなく「今回の実施決定が統治のルールに適合するか?」という視点からすると、橋下氏の見解は至極真っ当なのよねぇ》

 

《国民の税金を使ってまでそんなに国葬を実施したいのなら、その理由を明確に説明すべきです。本当に聞く力があるのなら、今の世論を鑑みれば、そんな事当たり前の話だと思います。民主主義を歪めるような愚行を犯すと、自らの首を絞めることになりかねないと思うのですが。今、何を考えているんでしょうかね?》

 

 内閣改造も断行し、新しい内閣のもと、国会で審議すべきだろう。だが、岸田首相は、8月15日に全国戦没者追悼式に出席後、約1週間の夏休みに入った。8月22日に公務に復帰する予定だ。

 

「8月のお盆前に強行した内閣改造には、引き継ぎ業務に忙殺された官僚から『8月15日以降でよかったのでは?』と、恨み節の声が上がりました。しかも岸田首相は8月15日からしっかり1週間の夏休みに入るわけですから。

 

 安倍元首相の国葬に関しても、審議を求める野党に対して、8月末に予定される閉会中審査で応じるのみ。時事通信の世論調査でも、国葬に反対が47.3%、賛成は30.5%と、反対の声が高まっています。このまま、9月27日に予定される国葬を迎えられると思っているのでしょうか」(政治部記者)

 

 休みが明けても、国葬論議はまだ続きそうだ。

 

( SmartFLASH )

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