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生稲晃子議員、萩生田氏の “保身” で犠牲に…一部で広がる同情論「重鎮の誘いなら断れない」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.19 20:10 最終更新日:2022.08.19 20:10
自民党の萩生田光一政調会長が、生稲晃子参院議員と6月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていた問題。
8月18日、生稲議員は、施設を訪れたことは認めつつも「暑かったので、顔を直すこととか、間違ったことをしゃべらないようにするのに必死で、何も見ずに移動したので知らなかった」と、旧統一教会の関連施設であるとは知らなかったと語った。
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一方、ジャージ姿でバーベキューに参加したり、礼拝に参加するなど、旧統一教会との “濃密” な関係が報じられている萩生田政調会長は、同日、旧統一教会について、
「昭和の時代の関連商法のことなどは承知しておりましたが、その後、悪い噂を聞くこともなかった」
としつつ、「私自身は、(旧統一教会関連団体である)『世界平和女性連合』のみなさんのお集まりだという認識できましたけれど、生稲さんは存じ上げなかったと思います」
と、生稲議員をかばった。なお、バーベキューと礼拝への参加については否定している。
新人議員として何の実績もないまま、旧統一教会との関係ばかりが取りざたされ、猛批判を受ける生稲議員。一部では同情論もあるという。
「安倍派の “重鎮” である萩生田氏に、新人の生稲氏が立てつくことなどできるわけがありません。選挙活動だと言って連れまわされれば、生稲氏はどこにでもついていくでしょう。
ただ、生稲氏が、訪れた施設を旧統一教会の関連施設だと知らなかったというのは、あまりに苦しい言い訳です。演説中に “粗相” がないよう、事前にどういう団体の人たちなのかレクチャーを受けるはずですからね」(政治部記者)
この施設訪問騒動は、「週刊新潮」に報じられて初めて公になったもの。萩生田議員が最初から名乗り出て、生稲議員をかばっておけば、ここまで問題は大きくならなかったのではないかとの声もある。
「岸田文雄首相は8日、教団との関係を点検し、厳正に見直すよう指示しています。萩生田氏は今回の “訪問” について、自ら話すチャンスがあったのにしなかった。
見つからなければ、そのままにするつもりだったのでしょう。早々に報告して『生稲氏を連れていった』と言えば、ここまで批判されることもなかったはずです」(同)
萩生田氏は、旧統一教会との今後の関係について、「適切な対応をしていきたいと思っています」とだけ語り、「関係を絶つ」と語ることはなかった。新人議員のことより、自分の “票田” のほうが大事ということか。
( SmartFLASH )