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自民党、旧統一教会と「関係断絶」宣言…岸田首相ご自慢のガバナンスコードで「先進的な政党」目指すはずだったのに

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.23 20:17 最終更新日:2022.08.23 20:20

自民党、旧統一教会と「関係断絶」宣言…岸田首相ご自慢のガバナンスコードで「先進的な政党」目指すはずだったのに

 

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係性が次々に発覚している自民党。8月22日には、岸田文雄首相が「閣僚らに関係を点検し、厳正に見直すよう指示した。関係を断つよう徹底することは重要だ」と話した。

 

 自民党の茂木敏充幹事長も、22日の講演で旧統一教会との関係断絶を徹底すると表明。「ガバナンスコード」と呼ばれる党の行動指針に、「今後、社会的に問題が指摘されている団体との関係は一切持たないと盛り込み、徹底したい」と語った。関わりを持つ団体については、事務所まかせではなく、議員自らチェックしていく体制を築いていくとも述べている。

 

 

「ガバナンスコードとは、党の運営や組織としての在り方を示す指針のことを指します。岸田首相が、2021年の総裁選で打ち出した “自民党改革” の一環として、今年5月にまとめられました。

 

 具体的な内容としては『党外の知見を積極的に採用』『女性活躍のさらなる進展』『デジタル技術の活用』などさまざまですが、なかには『ご意見ボックスの設置』などアナログなものも載っています。

 

 ガバナンスコードの策定に動いた茂木幹事長は、過去に『日本で最も先進的な政党としての体制を整えるため、攻めのガバナンスを意識して議論を進めてほしい』とも強調していました。

 

 しかし、一連の騒動を受け、“問題ある団体との関係断絶” といった至極当然の内容まで書き込むことになり、もはや先進的どころか後進的と言わざるを得ない状況です」(政治部記者)

 

 言うまでもないが、党指針に書き込めば問題が解決するわけでもない。ネット上では、ガバナンスコードへの追加に対し、懐疑的な声が後をたたない。

 

《自民、茂木幹事長は調査は一切しないで「党の行動指針」つくるって、問題は解決しないぞ》

 

《今更かよ、こんな政権もういらない。これまで、社会的に問題がある組織と関係持って良かったってことなの?こんな事当たり前じゃん》

 

《党運営の指針である「ガバナンスコード」に加える考えを示したが、旧統一教会問題は国民の反応を見ながら小出しに対策を強化していくやり方は、もう止めた方が良い》

 

 次々に明らかになる旧統一教会との根深い関係性。断絶までには相当の時間がかかりそうだ。

( SmartFLASH )

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