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エンリケ「シャンパンサロン」で泥酔男性が死亡…桜を見る会では “偽造招待状” を利用した過去「危機管理能力ゼロ」の声も

社会・政治 投稿日:2022.08.24 20:30FLASH編集部

エンリケ「シャンパンサロン」で泥酔男性が死亡…桜を見る会では “偽造招待状” を利用した過去「危機管理能力ゼロ」の声も

2022年1月、本誌の取材に応えるエンリケ

 

 3日で2億5000万円を売り上げた実績を持つ名古屋の元カリスマキャバ嬢ことエンリケ氏。2019年11月にキャバ嬢を引退し、現在は実業家に転身している。「シャンパンサロン エンリケ」を開業するなど、順調に見える彼女に事件が起きていた。

 

 8月23日、「文春オンライン」は同店で飲酒していた男性が救急搬送され、死亡したと報じている。

 

 

 男性は、てんちむが来訪するイベントの手伝いとして招かれたが、6月27日の夜11時ごろに泥酔。スタッフが更衣室に運び込んだものの、その後は放置され、28日午前3時ごろ男性は変わり果てた姿で発見された。救急搬送されたが、午前4時10分には、死亡が確認されたと報じられている。

 

 死因は不詳で、警察は遺族に「保護責任者遺棄容疑を視野に捜査を進める」と説明しているという。

 

 エンリケ氏は、「文春のオンライン」の取材に対して、「当日は満席だったため更衣室以外に寝かせられる場所がなく閉じ込めていたわけではありません。私も事情聴取を受け、当日の状況をありのままに話しています」と答えている。

 

 エンリケ氏の法的責任については捜査を待つとして、本誌は “危機意識” の薄い彼女の姿を2019年に報じている。

 

「2018年3月のことです。カリスマキャバ嬢が『桜を見る会』に招待されたと、マスコミが大騒ぎしました。でも彼女はビビってましたよ。だって、本当は招待されてないんですから」

 

 当時、名古屋のキャバクラ店に勤務していたエンリケ氏の “嘘” を証言するのは、近しい関係者のA氏だ。

 

「彼女は招待状を偽造したんです。私自身が偽造を手伝わされました。まず、別人宛ての招待状の封筒を手に入れて、もとの宛名を修正液で消し、彼女の本名を印刷した紙を貼りつけたんです。粗雑な出来でしたが、招待されたことをSNSでアピールするためのものだったので十分でした。

 

 問題は、当日の会場受付で提出しないといけない受付票でした。うまく作れず、彼女は太客で裏業界に詳しいK氏にねだり、20万円で偽造の招待状を買いました」

 

 だが、エンリケ氏の当時の所属事務所に問い合わせると、不可解な回答が返ってきた。

 

「昨年の『桜を見る会』に、小川(エンリケ氏)は参加しておりません。併せまして、偽造の事実もございません」

 

 実際には、エンリケ氏は会場で撮影した片山さつき参院議員とのツーショットをSNSに上げている。そして、混乱を避けるため時間をずらして会場に行ったとして、「『桜を見る会』には参加できなかった」ともわざわざ記しているのだ。A氏は言う。

 

「写真では、胸章リボンを身につけ、記念の升を手に持っていますよね。あれは、受付票と交換で手に入れるものですから、偽造招待状を使用したはず。それが後ろめたかったのかもしれません」

 

 エンリケは、2019年の「桜を見る会」にも “参加” したことをSNS上に公開しているが、A氏はその後、エンリケと袂を分かったため、2019年にどういう経緯で入場できたかはわからないという。

 

 首相主催の行事に、本当に偽造招待状が存在するのか。文書偽造の世界に詳しい関係者は、当時、本誌の取材にこう語っている。

 

「2019年は1万8000人が来場したといわれているが、偽造屋たちと話すと、1000枚以上は偽造されたんじゃないかな。入場時に名前の照合があるわけでもなく、バレる恐れもないから作り放題。公文書じゃないし、偽造が発覚しても微罪ですむからね」

 

 偽造師は手間のわりに実入りが少なく、近年は廃業する者も多かったという。

 

「その救世主となったのが『桜を見る会』。グレーなビジネスをしていて、この会に参加することで、自分に “箔づけ” したい人間は山ほどいる。山口組系のフロント企業が窓口になって、そうした連中に偽造招待状を売りさばいていた」(前出・偽造関係者)

 

 では、偽造招待状の相場はどれくらいなのか。

 

「値段はピンキリです。タダで融通することもあれば、一見の客なら “これは簡単に作れるものじゃない” とうそぶいて、20万円とふっかける場合もある。偽造師は手間賃しかとらないから、ほとんどが利益になる反社勢力の連中は、笑いが止まらない」(同)

 

 当然、“反社” から偽造招待状を購入するのは、問題のある行為だ。

 

「彼女は危機管理能力が低すぎるのでしょう。今回の “死亡事件” だって、体調が急変したら危険だ、という認識があれば何らかの対処をしたはず。“偽造招待状” も “死亡事件” も、その場が盛り上がればいいという浅はかな考えでしょう」(芸能記者)

 

“お水の女王” が経営者に向いているとは限らない。

( SmartFLASH )

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