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萩生田政調会長「神の国」発言でさらなる窮地に 得意の“リップサービス”が“舌禍”となる皮肉

社会・政治 投稿日:2022.08.29 18:35FLASH編集部

萩生田政調会長「神の国」発言でさらなる窮地に 得意の“リップサービス”が“舌禍”となる皮肉

萩生田光一氏

 

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係をめぐる発言が目まぐるしく変わり、連日、批判を浴びている自民党政調会長の萩生田光一氏(58)。

 

 萩生田氏は当初、信者とわかってつきあっていたのではなく、「地元の皆さんで、その中にそういう関係者がいたかもしれない」と語っていたが、後に生稲晃子参院議員(54)とともに、旧統一教会関連の施設に訪問したことが明らかになると、「『世界平和連合』の集まりという認識で、生稲氏と施設を訪れた」と述べ、同連合に2012年から2019年の間に会費を支払っていたことを認めた。同連合と旧統一教会との関係性については、「名称が非常に似て」いると感じていたが、「あえて触れなかった」と釈明した。

 

 

 しかし、その施設は萩生田氏の地元にある、旧統一教会の「八王子家庭教会」であることが判明しており、萩生田氏が参院選に落ちて“浪人中”だった2009年から2012年には、八王子教会をたびたび訪れていた、という元信者の証言も報じられている。

 

 旧統一教会を20年にわたって取材している、ジャーナリストの鈴木エイト氏が語る。

 

「私が2019年に萩生田さんをインタビューした際、『最近、国際勝共連合のロビー活動はどうですか?』と尋ねると、『以前ほどじゃないけど、世界平和女性連合の留学生のスピーチコンテストとかはよく聞くよね』と答えました。さらに、『今はもう壺も売ってないしね』と、自らつけ加えたんです。つまり、国際勝共連合も世界平和女性連合も、旧統一教会と同一の組織だと、萩生田さんはすでに分かっていたということです」

 

 すると、萩生田氏の「信者がいたとは知らなかった」「世界平和連合の集まりだと思っていた」という発言は虚偽である。

 

 さらに、八王子教会の集会で萩生田氏は驚くべき発言をしていたことが明らかになった。

 

 8月20日の『報道特集』によると、萩生田氏は信者たちに「一緒に日本を神様の国にしましょう」と呼びかけ、また8月29日の「デイリー新潮」では、「政治の世界でみなさまの代表として、神の国の実現を果たしたい」と力説した、と元信者が明かしている。鈴木エイト氏が続ける。

 

「文脈は異なりますが、森喜朗元首相の発言を彷彿とさせますね。落選中という自らの境遇から、信者の協力を取り付けることを目的にアピールしようとしたことは間違いないでしょう。もともと萩生田さんはリップサービスが得意で、とっつきやすい人柄でもありますから」

 

 教団施設を頻繁に訪れていたことも、選挙運動への信者の協力も、いまだ否定している萩生田氏。このような人物が“三役”を担う与党ならば、政権の支持率が低下を続けるのもむべなるかな、である。

( SmartFLASH )

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