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「五輪汚職」報道のKADOKAWA 夏野剛社長が五輪をめぐり語っていた「アホな国民感情」“上から目線”の大暴言
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.03 19:25 最終更新日:2024.07.01 13:08
9月3日、「朝日新聞」は、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会スポンサーだったKADOKAWAが、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者に、知人のコンサルタント会社を通じ7000万円を振り込んでいたと報じた。
東京地検特捜部は、高橋元理事への賄賂にあたる可能性があるとみて、捜査を進めているという。なお、KADOKAWAは朝日新聞の取材に対して、「スポンサー契約の詳細は開示していない」と回答している。
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「思い返せば、KADOKAWA現社長である夏野剛氏の“あのとき”の態度も、そういうことかと、納得がいきますね」と語るのは、社会部記者だ。
2019年7月21日に放送されたABEMA TVで当時、KADOKAWAの子会社であるドワンゴの代表取締役社長だった夏野氏は“問題発言”をおこない、その後、謝罪している。
番組では、子供の運動会や発表会などが無観客なのに、五輪だけ観客を認めると、不公平感が出てしまうという話題になった。その際、夏野氏は
「そんなクソなね、ピアノの発表会なんかどうでもいいでしょ、オリンピックに比べれば。それを一緒にするアホな国民感情に今年、選挙があるから、乗らざるを得ないんですよ。
Jリーグだってプロ野球だって入れているんだから。オリンピックを無観客にしなければいけないのは、やっぱりあおりがあるし、それからやっぱり選挙があるから。そこに対してあまり国民感情を刺激するのはよくないという判断。もうこのポリティカルな判断に尽きると思いますよ」
と、国民の素朴な不平の声に対し、“上から目線”の、まるで馬鹿にしたような発言を繰り広げたのだ。
「もしも7000万円も賄賂を渡していたとすれば、無観客になってしまっては、スポンサーとしては大変ですよね。これほど次々と贈収賄疑惑が発覚しては、東京五輪はいったい誰のための大会だったのかと、ますます国民から批判の声が出るのは間違いありません」(前出・社会部記者)
夏野氏は日本テレビの取材に対し、不正について
「それは分からない。ヒアリングもして調査もしているが、当時の関係者は『(不正は)ない』と言っている。それは会社としての意見ではない」
と語っている。尊大な態度を見せず、徹底的に捜査に協力してほしい。
( SmartFLASH )