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安倍総理が「加計学園」報道に激怒「朝日にしてやられた」

社会・政治 投稿日:2017.05.26 06:00FLASH編集部

安倍総理が「加計学園」報道に激怒「朝日にしてやられた」

『加計理事長(右)とゴルフする安倍総理』

 

「新学部『総理の意向』」
 5月17日、朝日新聞朝刊の大見出しだ。全メディアが、秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約準備報道で沸くなか、朝日新聞だけが、一面トップで、加計学園の問題を報じた。朝日現役記者が話す。

 

「今回は社会部案件。政治部に通告があったのは、17日に日付が変わる前後で、記事が掲載されたのは、最終版だけ。社内ではここ一年ほど、『(名指しで批判してくる)安倍首相の尻尾を摑んでやる』という熱が高まっていた」

 

「加計学園」の理事長は加計孝太郎氏(65)。安倍晋三総理(62)が20代のころ、一緒に米国留学して以来の親友だ。その加計学園が運営する岡山理科大の獣医学部が、愛媛県今治市に新設される。約37億円の土地は今治市が無償提供。建設費192億円の半額、96億円を今治市と愛媛県が負担する。「第二の森友学園」と呼ばれる所以だ。

 

 日本獣医師連盟委員長の北村直人元衆院議員は、2007年に初めて加計理事長と会ったという。

 

「加計氏の次男が、鹿児島大の獣医学部に入ったと聞かされました。彼(加計氏)は鹿児島大の施設を見学したとき、『この程度ならおれが作る』と思ったそうです。教育者というよりビジネスマンのような人でしたから、『やめたほうがいいです』と進言しましたよ」

 

 それでも加計氏はあきらめなかった。今治市とともに、2014年まで15回にわたり、獣医学部の新設を申請。だが、文科省にことごとく却下されてきた。

 

 しかし、2016年、安倍総理が出席する国家戦略特区諮問会議で、獣医学部の新設方針が決定されると、わずか2カ月ほどで加計学園に決定。獣医学部の新設は、じつに52年ぶりのことだ。

 

 第一報の翌18日、朝日新聞は、「内閣府要求 日時も記録」と、具体的な日時と参加者が記された文書の存在を公表。これは隠し球だった。

 

「18日朝から、官邸、自民党本部はパニックになった。第一報を受けて、菅官房長官が、『日時、作成部局が不明で怪文書のようなもの』と取り合わなかった翌日に出されたわけだからね。加計学園は総理に直結する話で、森友学園よりも深刻。朝日にしてやられた感は否めない」(別の自民党関係者)

 

 今回の報道に、安倍総理は側近にこうブチ切れた。
「森友といい、加計といい、攻め方がワンパターンなんだよ」

 

 総理は1面に大きく報じられたことにご立腹のようだ。しかも、総理は今年3月の国会で「(この件で)働きかけて決めているなら、私、責任を取りますよ」と発言している。前出の北村氏が言う。

 

「今回の文書は、出るべくして出たと考えています。安倍首相も、(加計学園が運営する認可外保育園の名誉園長を務める)昭恵夫人も、国民が納得するように説明責任を果たす必要があると思います」

(週刊FLASH 2017年6月6日号)

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