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安倍元首相銃撃から2カ月、国葬目前に「偽造議員バッジで国会侵入」のお粗末警備「ザルなセキュリティ」と批判殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.20 18:45 最終更新日:2022.09.20 18:45
安倍晋三元首相の銃撃事件から2カ月。国葬を目前に控え、都内の駅などでは警備が本格化している。
「銃撃事件では、警察庁長官だった中村格(いたる)氏、同警備局長だった櫻澤健一氏、奈良県警本部長だった鬼塚友章氏が事実上の引責辞任に追い込まれる、という結果になりました。事件発生当初から、山上徹也容疑者が、いとも簡単に安倍元首相の背後に近づいている映像がニュースで流れ、警備の甘さについて強い批判が起きました。
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警察の威信にかけても、今回の国葬で警備上の不手際は許されない状況です。都内の警備は、いつになく警察官が増員されています」(社会部記者)
しかし、警備の見直しが叫ばれるなか、霞が関では信じられない事件が起こっていた。読売新聞などが報じたところによると、8月、偽造した国会議員バッジをつけた男が、議員を装い、国会や官公庁への侵入を繰り返していたとして逮捕された。
逮捕されたのは、東京都品川区在住の22歳、無職の男。9月20日には、別の建造物への侵入容疑で再逮捕されている。
中央官庁の多くは、民間の警備会社に警備を依頼しているというが、警視庁は「重大な事案につながりかねない」と注意喚起をおこなった。男は、国会議事堂や外務省、厚生労働省などに侵入し、大臣室の周辺にまで近寄っていたという。「偉い人の気分を味わいたかった」「だめとわかっていたが入ってしまった」などと供述している。
あまりのずさんな警備体制に、ネット上では批判が殺到している。
《偽議員バッジで入れるんだ。(笑)》
《こんなザルなセキュリティーでよくこれまで事件起きなかったなと思うが、このバッジが見えないの? おれの顔もしらんのか!的な議員多くて、IDカードとか導入しても使う気のない輩多そうだ》
《簡単に済ます内容ではない。下手したら暗殺や機密書類持ち出しとかスパイ活動にも繋がる重大案件。議員だろうとセキュリティ系に関しては厳しくチェックするのは当然で日本では特別扱いし過ぎ。顔パスは廃止して虹彩認証でも導入すべき》
中枢機関がこんなにもお粗末な警備だとは、国は安倍元首相の事件からいったい何を学んだのか。
( SmartFLASH )