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ファクトチェック機関設立も「テレビ・新聞は対象外」に総ツッコミ「テレ朝・玉川をチェックしろ!」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.30 15:47 最終更新日:2022.09.30 15:47
10月1日、「日本ファクトチェックセンター」が設立される。インターネット上の虚偽情報・誤情報を指摘するチェック機関だ。おもにSNSなどで配信されている真偽不明の情報を検証し、記事化していくという。
同センターでは例として、静岡県を中心に大きな被害を出した台風15号に関する情報をチェックして公開している。
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その記事では、多くの建物が水没している3枚の写真が添えられた《ドローンで撮影された静岡県の水害。マジで悲惨すぎる…》とのツイートを検証。「検証対象のツイートの画像はAIで作成された偽画像で、静岡の災害画像であるというのは誤り」と判定している。
こうした「ファクトチェック」の重要性は言うまでもないが、同センターについては批判的な声も少なくない。
《「日本ファクトチェックセンター」の編集長が、元朝日新聞記者。その下に、同じく朝日新聞出身の2人のエディターって。何かの冗談ですか?》
《ガイドラインが、最も影響力のある新聞やテレビを第1条で除外し、ネットに限定している点で既にダメだよね》
《第4の権力と言われている新聞、TVなどの権力者と戦わず、何の権力もない弱者と戦うファクトチェックセンター。果たして存在意義があるのか?》
と、SNSには厳しい意見があふれている。
「運営資金は当面グーグルとヤフーが提供しますが、実際にファクトチェックをおこなう編集部の体制が問題視されています。編集長は元朝日新聞記者で、2人のエディターも朝日新聞出身。朝日と言えば、ネット界隈では従軍慰安婦問題などで誤報が多いメディアと攻撃されていますからね。
また、テレビや新聞はチェックの対象外とされていることも批判されています。新聞やテレビなどオールドメディアの信用が著しく低下しているなかで、ネットばかりを目の敵にしていると言われても、仕方ないでしょう」(ITジャーナリスト)
折も折、9月28日に放送されたテレビ朝日『モーニングショー』での、同局社員・玉川徹氏の発言が物議を醸している。
国葬で菅義偉前首相が読んだ弔辞について、玉川氏は「これこそが国葬の政治的意図」「演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたからね。それはそういうふうに作りますよ」「当然これ、電通が入ってますからね」と発言。しかしこれは事実無根。
翌日の放送で玉川氏は「電通はまったく関わっていないことがわかりました。関係者のみなさま、視聴者のみなさま、訂正して謝罪致します。申し訳ありませんでした」と謝罪したのだ。
SNSでは、
《既存メディアはデマを流さないのでファクトチェックの対象外、とか言ってたのに早速玉川徹がデマ流してるんだけど一体今どういう気持ちなん?》
《玉川徹は何なんだ???全く根拠なしで報道して批判を浴びたら直ぐ撤回。報道機関のファクトチェックが一番必要。世間はそう考えている》
《ファクトチェックセンターの「正確で厳格な報道機関は対象外」ってのが如何に自分達に甘いかって話だね》
と、強烈なツッコミが多数みられる。10月1日から始まる同センターの動向に注目だ。
( SmartFLASH )