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旧統一教会と自民党議員の関係「12人追加報告」に「ズルズル長引くだけ」他人まかせの岸田首相に高まる批判

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.01 15:36 最終更新日:2022.10.01 15:58

旧統一教会と自民党議員の関係「12人追加報告」に「ズルズル長引くだけ」他人まかせの岸田首相に高まる批判

9月8日、自民党と旧統一教会の家計について1回めの公表をおこなった茂木敏充幹事長 写真・時事通信

 

 9月30日、自民党は、党所属国会議員と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との接点に関して、木原誠二官房副長官ら12人から追加報告があったと発表した。9月8日の調査結果の公表後、何らかの接点があったと回答した議員は1人増え、衆参議員計379人中、計180人となった。氏名公表の対象議員は木原氏、石井拓氏、今村雅弘氏、比嘉奈津美氏の4人が加わり、計125人となった。

 

 追加発表は記者会見を開かず、党幹部による非公式の説明のみ。12人の追加報告の大半は、報道による指摘を受けておこなったものとみられ、今後も新たな関与が判明する可能性もある。

 

 9月8日の調査結果の公表後、第2弾となる追加報告が発表されると、ネット上では、「ズルズル長引くだけ」と、けじめを求める声が多く上がった。

 

 

《党の(アンケート)調査から1ヶ月を経過してもなおこのグダグタぶりは呆れるしかない。自民党には既に自浄作用が働いていない》

 

《問題に正対しなければズルズルと長引き、解決が遅れる上に、自分たちの首を締めることになる。隠してもあとからバレる。逃げている場合ではない》

 

《岸田氏が陣頭指揮を執り、他人任せにせず、教団と今後接触したら、閣僚を含めあらゆるポストには就けない。それでも隠れて接触度合いが酷い場合には党籍から外すなど厳格な決め事を示さない事には、支持されないと思います》

 

《自民党総裁でも在る岸田首相が他人事のように茂木幹事長任せにするのでは無く、岸田首相自身で一日でも早く裁定を下して、統一教会問題にケジメと今後の対応を示すことが必要》

 

 一方で、安倍晋三元首相を「国賊」と表現したとされる村上誠一郎元行政改革担当大臣に対し、安倍派は9月29日の総会で、厳正な処分を求める決議をおこなった。同派の杉田水脈(みお)衆院議員は同日、自身のTwitterにこうつづっている。

 

《本日の安倍派の総会で、全会一致で決議いたしました。謝罪や撤回は求めません。厳正な処分を求めています》

 

 安倍派の決議を受け、茂木敏充幹事長は党紀委員会に諮る考えを示した。10月12日に、村上氏の発言を党紀委員会で審査する予定だ。

 

 また、テレビ朝日コメンテーターの玉川徹氏が、9月28日日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』で、安倍元首相の国葬で菅義偉前首相がおこなった追悼スピーチについて「当然これ、電通が入ってますからね」と発言したことについて、安倍派の西田昌司参院議員がYouTubeでこう批判した。

 

《お詫びで済む話じゃない。テレビ朝日としての責任を取ってもらいたい。厳正な処分をしないといけない》

 

 旧統一教会との関係をつまびらかにしない一方で、批判に対しては封じ込めを図ろうとする政府の姿勢。まずは自らのけじめをつけてから、言ってほしいものだ。

( SmartFLASH )

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