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ガーシー議員に登院要求で懲罰へカウントダウンも…「懲罰委員会」トップはあの鈴木宗男という絶望
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.05 22:34 最終更新日:2022.10.05 23:27
「オレにしかできひん政治家のカタチ見せたるわ!」
10月4日、自らのInstagramの投稿で勇ましく吠えたのは、暴露系ユーチューバーで「NHK党」のガーシー(東谷義和)参議院議員(50)だ。
7月10日の参議院選挙の比例区で初当選するも、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ滞在のまま議員活動をおこなう方針を示し、10月3日に召集された臨時国会を欠席。
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冒頭の投稿は、ガーシー議員の国会欠席をNHK党政調会長の浜田聡参議院議員(45)が擁護した、というニュース記事を引用する形で投稿されたもの。
帰国した場合、自身が不当逮捕される可能性を主張し、国会議員の登院義務をはたさないことに対して、参議院の議院運営委員会は速やかに帰国して、登院するよう求める書面を浜田議員に渡している。
当選時から国会に出ないことを明言し、物議を醸していたガーシー議員。8月の臨時国会にも出席しなかったが、今回、議院運営委員会から正式に“登院要求”され、10月5日までにNHK党はガーシー議員の対応を報告することになった。
議院運営委員会は「正当な理由がない欠席」と見ているということだ。
「国会法では第124条で、『議員が正当な理由がなくて召集日から七日以内に召集に応じないため、又は正当な理由がなくて会議又は委員会に欠席したため、(中略)故なく出席しない者は、議長がこれを懲罰委員会に付する』と規定されています。ガーシー議員があくまで国会に登院しない態度を貫けば、懲罰委員会の協議によってなんらかの処分が下される可能性が高いです」(政治部記者)
ついに、懲罰への“カウントダウン”が始まったガーシー議員。しかし、この騒動の関係者で注目を集めている人物がいる。現在、参議院懲罰委員会の委員長を務めるのは「日本維新の会」の鈴木宗男議員(74)だ。
「鈴木氏は、かつて“疑惑の総合商社”と揶揄され、数々の収賄・汚職事件から懲役2年の実刑判決を受けた政治家です。5年間の公民権停止を経て、2019年の参議院選で政界復帰をはたしました。
ロシア通として知られ、最近ではロシアのウクライナ軍事侵攻をめぐり、『原因を作ったウクライナ側にも責任がある』など、相変わらずロシアべったりの擁護発言を繰り返して批判が相次ぎました」(同前)
そんな“いわくつき”の人物が懲罰委員長とあって、ネット上からは失笑の声が――。
《ガーシーにムネオ名で懲罰案を出す可能性があるとか、ネタ以外の何物でもないな》
《参院懲罰委員長、衆議院で辞職勧告全会一致で食らった鈴木宗男やからなあ》
《懲罰食らう方がお似合いのムネオが懲罰の裁定下す役回り。当然ながらガーシー先生もムネオ先生の手中に預けられるわけで》
懲罰委員会に付された場合、懲罰の種類は「戒告」「陳謝」「一定期間の登院停止」、そして「除名」となる。
「本会議の出席議員3分の2以上が賛成した場合、最も重い懲罰として除名が科されます。過去、本会議で懲罰が可決された事例は、参議院では1950年の小川友三議員、衆議院では1951年の川上貫一議員の2例のみと、かなりハードルは高いんです」(同前)
9月10日に配信された「現代ビジネス」のインタビューで、ガーシー議員は「法の外では裁けない悪党を倒していく悪党になりたい」と話していた。
国会の場で「悪党」を「元悪党」が裁く姿が繰り広げられるとすると……絶望しかない。
( SmartFLASH )