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岸田首相に続き麻生副総理も…息子が要職就任で疑問の声「日本は世襲社会」「ほんと縁故主義」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.09 16:34 最終更新日:2022.10.09 16:52
10月4日、岸田文雄首相は公設秘書で長男の翔太郎氏を、政務担当の首相秘書官に起用した。翔太郎氏は慶應義塾大学法学部を卒業後、三井物産に入社し、2020年から岸田首相の議員事務所に入っている。
松野博一官房長官は「人事は適材適所の考え方でおこなっている」と弁明したものの、野党からは厳しい批判の声があがった。それからわずか4日後――。
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「麻生太郎氏の長男で、麻生商事(福岡市)社長の麻生将豊氏が、日本青年会議所の次期会頭に就任することが正式決定しました。任期は2023年1月1日から1年間です。
8日には、大分でおこなわれた全国大会で、将豊氏が次期会頭としての抱負を述べています。『世界に冠たる日本を取り戻す』『日本のサービスや伝統、文化はまだ勝負することができる』と強い言葉で意気込みを語りました」(週刊誌記者)
将豊氏以外に届け出がなかったとして、今回の会頭就任が決定したという。麻生副総理も、この日本青年会議所の会頭を1978年に務めており、親子2代の会頭就任となった。
岸田首相、麻生副総理それぞれの長男が要職に就任することが報じられると、SNSでは不安や疑問の声があがった。
《岸田氏が長男を総理秘書官に任命し、次は麻生氏がまた長男をJC会頭に》
《何かこの感じ不安しかない》
《いつの間にか政治が家業となって引き継ぐのが当たり前。なんだかんだ言って特別な家に生まれていろんな利権のおかげで育った人に、一般庶民の気持ちはわからない》
《こうなると世襲制と日本の衰退というテーマが注目されますね》
《ほんと縁故主義だよね…あっちもこっちも長男、長男、家父長制だいじだいじ派の人ら長男好きすぎ》
麻生氏は、2009年、「親の跡を継いで悪いことは何もない。間違いなく親の背中を見て子供が育つ。親の背中を見て、『おれもああなりたい』と思ったおやじはいいおやじだ」と、都議選の応援で述べている。父の背中を見て育った将豊氏。その手腕を見られるのは、これからだ。
( SmartFLASH )