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マッチングアプリでボッタクリ被害!加工しすぎ顔写真、外資系勤務を名乗るプロフは疑えと弁護士

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.09 17:12 最終更新日:2022.10.09 17:20

マッチングアプリでボッタクリ被害!加工しすぎ顔写真、外資系勤務を名乗るプロフは疑えと弁護士

写真はイメージです

 

“好事魔多し” とはこのことか――。

 

 10月7日、新宿歌舞伎町のバー「R」を経営する得地一輝容疑者(26)が、無許可で女性従業員に接待させたとして逮捕された。

 

「男性従業員が女性を装ってマッチングアプリを使用し、21歳の女性従業員がアプリの女性になりすまして、出会った男性を店に連れてきて接客していました。

 

 

 店は男性に『5000円で飲み放題』と説明していましたが、『女性が頼んだぶんは別料金』と言い、約30万円を男性に請求。女性はアルコールの入っていない1杯2500円の抹茶ハイを繰り返し頼んでいました。この店のぼったくり苦情が30件以上も警視庁に寄せられているといいます」(週刊誌記者)

 

 近隣の店で話を聞いた。

 

「歌舞伎町では、マッチングアプリを使用したぼったくりが横行していて、たびたび耳にしますね。もちろん、この手の話は昔からある話ですけど、最近露骨になってきた印象です。間借りでやっている店が特に “ぼったくり” している傾向があると聞きます。『R』もこのパターンですね」(歌舞伎町の飲食経営者)

 

 今回の事件同様、歌舞伎町で被害にあった都内在住・26歳の男性は肩を落としながら詳しいその手口を話す。

 

「僕が被害にあったのは2年くらい前ですね。上京したばかりで友達もおらず、マッチングアプリを始めました。その子とは、マッチした日に飲みに行く流れになり、トントン拍子に話が進んだんです。

 

『東新宿で待ち合わせしよう』と指定され、会ったら携帯をいじりながら『この店はどう? ダーツしたくない?』と言って店を提案してきたので、そのまま店に行きました。

 

 女の子は初めてお店に行くと言っていたのに、トイレの場所を知っていたり店員と顔見知りのようだったり、怪しさはありました。あと、明らかに僕を酔わそうとテキーラやショットばかり持ってきました。

 

 お会計で15万円くらいと言われ、『お金を持っていない』と言ったら、コンビニまで店員がついてきてその場で下ろしました。店を出たら、その子はどっか行っちゃいましたね。いま思えば店とグルだったはずで、騙されたと思うと許せないですよ」

 

 事件の鍵となったのは “マッチングアプリ” だ。男女問題の案件を多く手がけてきた、銀座さいとう法律事務所・齋藤健博弁護士はこう警鐘を鳴らす。

 

「マッチングアプリを使用したぼったくり案件も扱ったことがあります。私が担当した事例だと、ペアーズなど誰でも知っているアプリを使用した40代の男性が被害にあいました。

 

 20代後半の女性と食事に行き、その後、歌舞伎町のバーに連れていかれたようです。ビール2杯と軽いおつまみを頼んで、請求されたのは50万円。値下げしてもらったものの、それでも30万円支払ってしまいました。

 

 ぼったくり被害にあってしまったとき、いったん払ってしまうと、やはり取り返すことはかなり困難です。支払いしないことが重要です」

 

 女性のプロフィールにも気をつけた方がいいと言う。

 

「加工がかなり強い顔写真を載せている女性や、“外資系企業勤務” など、人の関心をいざなうようなプロフィール設定の人には要注意ですね。また、固有名詞を出せない方(務めている企業名など)にも気をつけたほうがいいです」

 

 マッチングアプリに潜む “甘い罠” にはくれぐれもご注意を。

( SmartFLASH )

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