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保育士と自治会長はチャンス倍増「勲章」こうすればもらえる社会・政治 2017.06.04

保育士と自治会長はチャンス倍増「勲章」こうすればもらえる

 

「僕は毎年、大晦日は皇居に行って『一年間ありがとうございました』と礼を尽くすのが習慣になっていたんだ。それが、まさか門の中に入れるなんてね」

 

 興奮冷めやらぬ様子でそう語ったのは、日本プロボクシング協会(以下・協会)終身名誉会長のファイティング原田さん(74)。昨年秋の叙勲で、旭日小綬章を受章した。

 

 毎年春と秋におこなわれる叙勲。勲章が約4000人、褒章約800人ずつが、それぞれ選ばれ、受章する。昨年秋の場合、受章者の発令は11月3日。親授式・伝達式は、11月8日におこなわれた。

 

 原田氏に内閣府賞勲局から連絡があったのは、9月下旬のことだった。

 

「協会のほうに、『誰かを推薦してくれないか』と連絡があったそうなんです。『原田さん、好ましくない人間関係はないでしょうね』と、協会のスタッフに確認されました(笑)。服装は男性はモーニング、女房は家紋の入った和服と指定があったので、東京プリンスで用意して、それからは大騒ぎさ」

 

 発令後は、額縁などの営業マンや、お祝いの客が引きを切らないのだ。ちなみに、地方の人が上京する旅費や、宿泊費はすべて個人負担だという。

 

 当日、原田さんら小綬章の受章者が伝達式当日に集められたのは、東京・三宅坂にある国立劇場。代表者に勲記(証書)が手渡され、そこからバスに分乗して向かいの皇居へ。集合写真を撮ってから、皇居内で東山魁夷画伯の大作が圧巻の「波の間」へ移動する。

 

 壁面を埋め尽くすように受章者たちが立ち並び、天皇陛下に拝謁する。その後、係員から勲章、勲記、記念の菊の御紋の入った「とらや」特製菊焼残月(どら焼き)3個をもらって、すべて終了だ。

 

 一方、旭日大綬章に輝いた前参議院副議長の輿石東さん(80)は、叙勲の連絡を受けたとき、もらうべきか逡巡した、と打ち明ける。

 

「断わろうと思ったが、女房が一度くらい皇居に連れていけと言っていたのを思い出してね。ぜったい口外しないよう口止めされたから、発表までは女房にも黙っていた」

 

 傍らにいた淑恵夫人は、「(議員になる前に)教職員を辞めたときも、半年も黙っていたの」と苦笑。当日は皇居に直接向かい、1時間のリハーサルのあと、天皇陛下から親授された。

 

「陛下とは、参議院副議長に就任したときと辞めるとき、食事を共にしています。皇居にらっきょうの花が咲いていて、鳥取から株を取り寄せたと教えてくださったんです。親授式が終わったら、ホテルに戻って着替えて、夫婦水入らずで和食を食べに行きました」

 

■保育士、自治会長は倍増 勲章が身近な存在に

 

 ここまで叙勲当日の流れを見てきたが、まだまだ他人事だと思っている人が多いのではないか。しかし、いまこんな動きもある。

 

「中小企業の経営者や、女性など、これまで栄典授与が十分でなかった分野の人々への叙勲を重視することにしたのです。今春からは、保育士や自治会長の叙勲受章者を各年100人と倍増させる方針が決定済み。民間企業の対象も増える予定です」(内閣府関係者)

 

 では、いったいどうすれば勲章をもらうことができるのか。叙勲の申請などの手続きを代行する行政書士は、こう語る。

 

「勲章は原則70歳以上。60代以下の人は褒章の対象となります。医師や福祉関係は厚労省、芸能人やスポーツ選手は文科省が候補を選びますが、一般推薦も受けつけていますよ」

 

 寄せられた情報を精査した内閣府から、本人サイドに受章の意思があるかどうかの問い合わせがある。

 

「前科がある者は、審査段階でアウト。交通違反などもダメです。大企業の重役が自分で車を運転せずに運転手を雇うのは、叙勲に差し障りがないようにするため、ともいわれています。唯一、文化功労者にだけ、終身年金が毎年350万円支給されますが、ほかの勲章には金銭的な見返りはありません」

 

 それでも欲しがる人はあとを絶たない。なんといっても、もらえば生活が一変するのだ。

 

「受章後はたくさんの方からお花をいただいたり、久しぶりに連絡をもらったり。昔の仲間にはもう亡くなった人もいるから、再会のいい機会になりました」(原田氏)

 

 叙勲という人生の「一大イベント」に、あなたも参加してみたくなってきたのではないだろうか。

(週刊FLASH 2017年5月9日、16日号)

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