《本日、やっとの思いで加害者4名から直接、謝罪と手紙を受けました。》
陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に所属していた元1等陸士の五ノ井里奈さんが、複数の男性隊員から性暴力を受けていた問題で、10月17日、関与した男性隊員のうち4人が、五ノ井さんに会って直接、謝罪した。
同日、五ノ井さんは冒頭のようにTwitterを更新。また、東京都内で記者会見を開き、「やっとこの日が来た。長い時間がかかったが、区切りとする」と心境を語った。
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「会見で五ノ井さんが語ったところによると、17日午前中に約1時間、4人と個別に面会したといいます。
4人は繰り返し頭を下げて謝罪し、捜査当局に対しても加害の事実を認めると約束。退職する意向を示したといいます。これまで彼らが性加害の事実を認めてこなかった理由としては、《家族にバレたくなかった》《各隊員をかばった》との弁解があったようです」(週刊誌記者)
記者会見で五ノ井さんは、4人から受け取った謝罪の手紙を読み上げた。冒頭のTwitterには、現物と思われる手紙の写真が4枚、添付されている。
《五ノ井さんが陸上自衛官として勤務活躍したいという夢を私の軽率な行動で壊してしまい大変申し訳ございませんでした。》
《後輩隊員のことを思って、この十二年間勤務してきたのですが、一人の後輩隊員の夢を閉ざしたのも事実なので上官という立場でありながら守ってあげられなかったことは深く反省しています。》
それぞれ直筆で、五ノ井さんに謝罪の意思を伝えたようだが……。
「どの手紙も同じ便箋に見えますが、“最後の1行”まできちんと書かれてあるのは1通。そのほかは、余白があるもの、6割程度埋められているものでした。ネット上では、そこに“違和感”を受けた人も多いようです」(同前)
五ノ井さんのツイートには、手紙についてのさまざまな“感想”が寄せられた。
《お疲れ様でした。でも皆謝罪文ほぼ一緒で文から反省後悔が全く感じられないの私だけかな。》
《「守ってあげられなくて」って文が癇に障る。なんで第三者目線なん。君加害者だよね、、》
会見の最後には、「被害に遭ったから静かに暮らさなきゃいけない、というのではなく、被害者じゃなく、ひとりの人間として自分らしく強く生きたい」と決意を語った五ノ井さん。区切りをつけた今、前向きに人生を送ってほしい。
( SmartFLASH )