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神奈川県警が前代未聞の“大失態”! 指名手配男が立てこもり中のはずの建物は“もぬけの殻”だった
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.20 22:59 最終更新日:2022.10.20 23:00
10月20日正午ごろ、閉館した神奈川県相模原市南区の廃ホテルに、事件の容疑者として指名手配されていた暴力団関係者とみられる男が逃げ込む事件が発生した。神奈川県警がホテルや周囲を取り囲み、周辺の道路も広く規制したうえで、男の所在を確認していたという。
「このすぐ近くでは、2007年にも暴力団員による発砲殺人事件があったんですよ。平日の真っ昼間に事件が起きたのですが、現場から徒歩数分のところに小学校があり、児童は大丈夫なのかと、騒然となりました。今回と似たような事件だったので、思い出して不安になりました。
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現場となった廃ホテルには、ボウリング場も併設されていました。中学生くらいになると、一度は遊びに行くような場所だったので、そこで立てこもり事件が起こったというのは驚きました。
午後7時ごろまでは、警察が周囲の道路を通行止めにするなど、厳戒態勢が続いていました。現場もぴりついた様子で、報道陣も待機していましたよ」(近隣住民)
ところが、7時を過ぎたころから、警察の様子が変わったという。
「どうやら、ホテルのなかに犯人がいないらしい、ということでした。少しして、現場のホテル近くを除く、広範囲にわたる道路の規制はなくなりました。完全に警察がその場から撤収していく様子を見て、唖然としました」(前出・近隣住民)
“立てこもり現場”とみられていた廃ホテルに現われた神奈川県警の広報担当者によると、犯人はこの場所にはおらず、現在、範囲を広げて捜索を進めている。周辺の防犯カメラには、ホテルの方向から逃げていく人物が映っており、警察は男の行方を追っている。
立てこもり犯を取り逃がすという“失態”に、現場で取材していた記者も驚きを隠せない。
「前代未聞ですよ。誰もいない“もぬけの殻”の廃ホテルに男がいると思って、大規模な規制までかけて取り囲んでいたんですから。
午後9時の時点では、犯人がいつの段階で廃ホテルを離れていたのかは、わかっていません。警察はどういう理由で『廃ホテルに立てこもっている』と思い込んでしまったのか、説明が待たれます」
一刻も早く容疑者を逮捕し、汚名返上してほしい。
( SmartFLASH )