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「なりすましビラ配り」の美人福岡市議、幼稚な辞職会見に重なる「無免許人身事故」木下富美子元都議の姿

社会・政治 投稿日:2022.10.29 16:46FLASH編集部

「なりすましビラ配り」の美人福岡市議、幼稚な辞職会見に重なる「無免許人身事故」木下富美子元都議の姿

記者会見で謝罪した堀本和歌子氏(写真・時事通信)

 

 10月28日、元衆院議員の男性になりすまし、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と男性の関係を示すビラを作成・配布した、福岡市議の堀本和歌子氏(日本維新の会を離党)が、議員を辞職した。

 

 堀本氏はモデルとしても活躍した美貌の持ち主。2019年の市議選をこの元衆院議員の男性らと争い、僅差で初当選をはたした。

 

 堀本氏は2022年8月8日の午前1時ごろから、同市博多区内のマンションなどで、約200部のビラをポストに投函していた。ビラは男性が一人称で語る形式で、2019年に韓国で開かれた式典に出席した様子を紹介したもの。旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対し「元衆院議員として祝辞を述べさせていただきました」などと記されていた。

 

 

 マンションの防犯カメラには、真夏にもかかわらず、黒の長袖・長ズボン姿で帽子を深くかぶり、袋から紙を取り出しては次々とポストにビラを投函する堀本氏の姿が写っていた。堀本氏は、私文書偽造容疑で福岡県警から任意の事情聴取を受けていた。

 

 議員辞職後に開いた記者会見で、堀本氏は、「男性や支援者のみなさまに多大なご迷惑をおかけし、たいへん申し訳ありませんでした」と謝罪。涙声でこう釈明した。

 

「当該男性が旧統一教会の韓国で主催された式典で祝辞をおこなっているという動画を、私は拝見させていただきました。そういった真相があったことを知ってもらおうとチラシにし、私が作成し、市民に真相を知っていただきたいというだけで、当該男性を陥れるつもりとかでもなく、そういうことをしてしまいました」

 

「(ビラの)作成にあたっては、事実だけを書けば名誉棄損に当たらないだろうと思っており、『誰がどこで何をした』ということだけを書けばいいんじゃないかな、という軽率な考えでチラシを作りました。当時は旧統一教会に対していろんな報道があって、ただ真実を書くことが正義なんだ、というふうに勝手に思ってしまいました」

 

「薄暗いときや夜に、目立たない格好をしてポスティングをしていました。自分が議員でしたので、自らポスティングをしていることにちょっと見られたくないということもありまして」

 

「なりすましでやったつもりは本当にございません。ただただ、ネット上に上がっている文言だけを事実だけを書けばいいと思ったので。辞職をさせてもらうが、また次のステップ、まだ何も考えてられていませんけど、また人のためになにかしたいなと思っております。いまは反省をしておりますので、本当に申し訳ございませんでした」

 

 謝罪はしながらも、「市民に真相を知っていただきたい」「事実だけを書けば名誉棄損に当たらないだろうと思って」などと幼稚で悪びれない様子に、ネット上には批判の声が巻き起こった。

 

《幼稚園児が政治業を営んでいるようで、言動が幼すぎるように思います。維新は、どのような基準で候補者を選考しているのでしょうか》

 

《会見中継を見たけど、見苦しくて仕方がない、が感想だった。いちいち涙を見せるような話し方、反省の感じられない話の内容、言い訳にしてはあまりに稚拙、ちょっとね、という感じ》

 

 さらにネット上では、ある元都議の名前を上げる声も。

 

《元東京都議の木下富美子氏の上を行く会見》

 

《木下富美子に匹敵する逸材》

 

《木下富美子と違い、潔く辞任した点は評価するけど、やることが稚拙で卑怯すぎ》

 

「木下富美子元東京都議は、2021年7月の東京都議選の選挙運動期間中、無免許運転で人身事故を起こしていたにもかかわらず、公表せずに再選。都議会で2度の辞職勧告を決議されながらも『失われた信頼を回復できるよう、償うべき償いはおこない、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させていただきたい』と、続投を表明しました。

 

 結局、木下氏も議員辞職するに至りましたが、事の重大さを認識せず、悪びれない姿に、堀本氏と木下氏が重なって見えたのかもしれません」(政治担当記者)

 

 公職は、誰よりも法令順守が求められる立場だということを、堀本氏には肝に銘じてほしいものだ。

( SmartFLASH )

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