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またも発動!岸田首相の伝統芸「アクセル踏みながらブレーキ」旅行支援中なのに「行動制限」EV普及させたいのに「走行距離税」マイナカードなくても「保険診療」の愚愚愚

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.11 16:15 最終更新日:2022.11.11 17:16

またも発動!岸田首相の伝統芸「アクセル踏みながらブレーキ」旅行支援中なのに「行動制限」EV普及させたいのに「走行距離税」マイナカードなくても「保険診療」の愚愚愚

写真:つのだよしお/アフロ

 

 11月10日、新型コロナの「第8波」に備え、政府は、今夏の「第7波」以上の感染が生じた際、都道府県が「対策強化宣言」を出し、住民に外出自粛などを要請できるようにする新たな方針を決めた。

 

 現在5段階の感染警戒レベルを見直し、新規感染者ゼロの維持を目安としている「レベル0」をなくして4段階に。そのうえで、病床使用率50%超えなどが条件の「レベル3」に達した都道府県は、住民に感染リスクの高い場所への外出や大人数での会食の自粛を要請できるようになる。

 

 

 岸田文雄首相が、加藤勝信厚生労働相、後藤茂之新型コロナ対策担当相と協議し、方針を決定。11日の分科会で最終的にまとまる見込みだ。

 

 だが、政府の新たな方針が報道されると、SNSでは批判の声が巻き起こった。

 

《旅行をわざわざ推進しておきながら、今度は「外出自粛要請を」なんてのは、いわばアクセルを踏みながら、ブレーキを踏むようなもの。それを税金を使ってやってるからな…》

 

《国がアクセルとブレーキを踏み間違ってんじゃどーしようもないな 全国旅行支援やって外出自粛要請もって…》

 

《旅行行けと言ったり外出するなと言ったり アクセル&ブレーキのドリフト走行か》

 

 新型コロナ対策だけではない。これまで多くの政策で岸田首相がおこなってきた「アクセル踏みながらブレーキ」に、SNSでは戸惑いの声が数多くあがっている。

 

《「脱炭素社会」の「アクセル」を踏んでEV普及を叫ぶ一方、そこに「ブレーキ」を掛けるような「走行距離課税」検討の動きは、どう考えても場当たり的だ》

 

《量的金融緩和という円安にアクセルを踏みながら為替介入でブレーキをかけるという矛盾した政策をとっているわけです》

 

《この政権はアクセルとブレーキを一緒に踏むかのような動きが多い。それによってことごとく本来の目的を達成できなくなっている。経済対策をやると言いながら消費増税検討の動きを見せ、消費を抑制。経済再生担当大臣をやめたと思ったらコロナ対策本部長になり、批判が再燃》

 

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう話す。

 

「たしかに、岸田首相の政策にはアクセルとブレーキを同時に踏むような愚策が多いですね。

 

 これは、マイナンバーカードと保険証を一体化する政策を考えてみればわかりやすいです。河野太郎デジタル担当大臣が義務化を積極的に進める一方で、岸田首相が『カードを持たない人には、新しい制度を用意する』と言ってしまう。

 

 さらに、運転免許証についても一体化すると言いながら、すぐに国家公安委員長が『運転免許証の廃止は検討していない』と発言してしまう。

 

 政策ごとにグリップを握る人が誰なのか、司令塔が誰なのかハッキリしないからこうした事態になってしまう。それぞれが縄張り争いをして『船頭多くして船山に登る』の繰り返しです。政府が何をしたいかわからないから、国民も戸惑ってしまう。

 

『聞く力』をアピールする岸田首相が、みんなの話を聞きすぎて引きずられることが原因です。このままでは、首相が進める政策に対して、国民が誰も聞く耳を持たなくなってしまいますよ」

 

 岸田首相がアクセルとブレーキを同時に踏みつづける限り、日本はどこにも向かえず、ただ停滞が続くことになりかねない。

( SmartFLASH )

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