社会・政治社会・政治

岸田政権「寺田総務相更迭」で“辞任ドミノ”がとまらない! 支持率大暴落の首相が見せる“日曜日の憂鬱”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.21 17:09 最終更新日:2022.11.21 19:06

岸田政権「寺田総務相更迭」で“辞任ドミノ”がとまらない! 支持率大暴落の首相が見せる“日曜日の憂鬱”

 

 11月20日、「政治とカネ」の問題が浮上していた自民党寺田稔総務相が、辞表を提出した。ここ1カ月で閣僚3人が辞任するという事態に、岸田文雄首相の任命責任が問われている。

 

 寺田氏の地元後援会をめぐっては、政治資金収支報告書に会計責任者として記載されていた人物が、すでに亡くなっていたと「文春オンライン」が報道。その後も、後援会に出された領収書のなかに個人名の「寺田稔」宛のものが含まれていたことなどが次々と発覚。11月17日には、選挙での偽造領収書・運動員の買収疑惑などが「週刊文春」にて報じられていた。

 

 

 一連の疑惑に対し、寺田氏は18日の会見で「事務的なミス」などとして辞任を否定。20日にも、地元・広島で報道陣に対し、辞任しない考えを示していた。

 

「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)絡みで辞任した山際大志郎前経済再生担当相、死刑執行に関する失言で辞任した葉梨康弘前法相に続き、寺田氏で3人め。わずか1カ月の間にこれほど辞任が続き“辞任ドミノ”と呼ばれる状態になってしまいました。

 

 立て続けの閣僚辞任で、岸田政権の求心力も削がれています。19、20日におこなわれたANNの世論調査では、内閣支持率は、発足以来もっとも低い30.5%でした。世間からは厳しい視線が注がれています」(政治担当記者)

 

 山際、葉梨両氏の更迭をめぐっては、岸田首相の「後手後手」の対応に批判が集まっていた。今回、岸田首相が寺田氏の更迭を外遊後に即断したのは、こうした批判をかわす意味合いがあると思われる。また、岸田首相をめぐっては、“日曜日の憂鬱”なる言葉もささやかれている。10月の本誌取材で、岸田首相に近い自民党議員は、こう語っている。

 

「総理はこのところ、週末になると“勝負メシ”のステーキを食べるんです。なぜかといえば、月曜日に各紙世論調査の結果発表があるから。憂鬱なのか、少しでも気合を入れたいのでしょう」

 

 寺田氏の更迭が決まったのは、皮肉にもその日曜日だった。岸田首相の憂鬱は、さらに続くことになりそうだ。

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る