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「国際会議でマスクしているの日本人だけ」萩生田氏発言に「そのとおり」「なんでデタラメ言うの?」SNSで賛否渦巻く
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.24 14:23 最終更新日:2022.11.24 14:26
11月23日、自民党の萩生田光一政調会長は岐阜市で講演し、新型コロナウイルスの「第8波」をめぐり、マスク着用を見直す必要があるとの認識を示した。
「こんなに国民がまじめにマスクをして、それでも感染数は大体世界標準になっちゃった。今回は行動規制をかけないで、ウィズコロナで乗り越えていくことを考えています。
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いま、国際会議に行って、マスクをしているのは日本人だけ。そのぐらい世の中、変わってきました。ここは冷静に、科学的な知見に基づいて、コロナの対処の仕方を考えていかなければいけない」
萩生田氏の「国際会議でマスクをしているの日本人だけ」という発言が報じられると、SNSでは賛否が渦巻いた。
自民党の松川るい参院議員は同日、自身のTwitterにこう書き込んだ。
《ほんと。そのとおりだ。早く変えるべし。特にこどもは悪影響大。私もコロナ対策本部など関係会議で声を上げてきたところ》
ほかにも、萩生田氏に賛同する声は多くあがっている。
《自民党の政調会長がこう言うってことは間違いなく脱マスクの方向に進んでいく。萩生田さん頑張れ!!》
《こういうマトモな考えを一般国民に地道に広めていくのも政治家の大切な仕事だ》
一方で、作家で医師の知念実希人氏は、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《なんでこんなデタラメ言うの? アジアではけっこうマスクしているよ。与党の幹部がここまで適当なデマを撒き散らすって、あり得なくない?》
このほか、萩生田氏の発言を批判する声としては、
《「日本人だけ」ではありません。アジアの国々もしています。マスクを問題視する政治家は、マスクは経済活動を行いながら、感染もある程度抑制できるコスパの良い対策ということがわかっていない》
《なぜマスクがダメ? 装着して激しい運動すれば危険かもしれないが、感染拡大の中、マスクするに越したことはないんじゃないの?》
などがあった。
11月19・20両日、毎日新聞が実施した全国世論調査では、この冬の新型コロナウイルスの感染拡大に、「強い不安を感じる」は23%、「ある程度の不安は感じる」は48%で、合わせて7割強が不安を感じると答えた。
さらに、マスク着用に関しては、「これからも着用を続けたい」は53%で、「そろそろ外す機会を増やしたい」は43%と意見が割れている。
「たしかに、カタールで開催されているサッカーW杯を見ると観客はノーマスクで応援の声をあげています。
とはいえ、いま統一地方選まっさかりの台湾では、屋外でもほぼ全員がマスクを着用して選挙を戦っています。マスク着用義務を緩和するのも、2023年の旧正月以降とする方針となりました。
日本政府が新しく決めた方針では、『第8波』で医療ひっ迫が懸念される場合、各都道府県で『医療非常事態宣言』を出して、帰省や旅行の自粛のほか、出勤の大幅抑制などを呼びかけ、接触機会を減らす方針です。
飲食店に対する営業時間の短縮要請など行動制限はしない方針で、萩生田氏はそのことを強調したかったのでしょうが、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念され、感染者が急増している状況ですから、発言に賛否が分かれるのも当然といえます」(政治担当記者)
萩生田氏は、岸田内閣で3人めとなった寺田稔総務相の更迭に際して、「岸田内閣は国民の信頼回復に全力をあげるべきだ」と発言し、SNSで《え、あなたが言うの?》と批判されてもいた。萩生田氏は、発言の「タイミング」をもう少し考えた方がよさそうだ。
( SmartFLASH )