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東京~臨海「地下鉄」推進の小池都知事に不満の声「臨海地域ばかり優先」「満員電車の緩和どうなった?」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.24 19:27 最終更新日:2022.11.24 19:30
東京都が東京駅―有明間を結ぶ地下鉄新線の事業に着手、11月25日に、小池百合子都知事が計画を公表すると報じられている。
これまで明らかになっている資料によれば、新線は東京駅を起点とし、銀座・築地・晴海・豊洲市場を通って、有明の新国際展示場までの6.5キロを10分でつなぐ。開業は2040年前半で、事業費は約5000億円だという。
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「都心と臨海部を結ぶ地下鉄新線の構想が始まったのは、2013年の東京五輪決定後です。2016年に国交省の答申で取り上げられ、正式に検討が決まりました。
臨海部には五輪選手村だった晴海フラッグがあり、今後もマンションなどの開発が進むとみられます。その交通需要への対応から、地下鉄新線の必要性が高まっているのです」(週刊誌記者)
SNSでは、
《湾岸エリアどんどん便利になるなぁ》
《へー、東京駅からビッグサイトまで地下鉄が通るのか。コミケへのアクセス良くなるなあ》
など、歓迎する声が多数ある。ただ、その一方ではこんな意見も。
《また臨海地域… 東京都には臨海地域以外無いのか? 都民は同じ税金を払っているのに、臨海地域ばかり優先。小池百合子もう無い》
《都は地下鉄新線を計画するよりも先に、小池百合子が掲げた公約である通勤電車の混雑緩和に乗り出せ。駅も車両も二階建てにするんじゃなかったのか?え?》
2016年の都知事選で圧勝し、2020年に再選された小池都知事。しかし、就任時に掲げた「残業ゼロ」「満員電車ゼロ」「介護離職ゼロ」「都道電柱ゼロ」「多摩格差ゼロ」などの公約はほとんど実現されていない。
小池都知事が2025年4月の施行を目指している新築物件への「太陽光パネル設置義務化」も評判はすこぶる悪い。11月18日の定例会見では、節電のため「タートルネック」着用を呼びかけたが、反発の声も多数あがっている。
ネットには《知事って最後に目に見えるレガシーを作りたがるもの》という、冷ややかな声も。小池都知事の任期は2024年7月まで。残り1年半で「レガシー作り」がヒートアップしないことを願う。
( SmartFLASH )