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花街告発の元舞妓が明かした「16歳でハレンチ宴席」報道後には「京都は怖いよ」恐怖の“忠告”電話も【2022年・注目の人】

社会・政治 投稿日:2022.12.02 06:00FLASH編集部

花街告発の元舞妓が明かした「16歳でハレンチ宴席」報道後には「京都は怖いよ」恐怖の“忠告”電話も【2022年・注目の人】

SNSでライターを名乗る桐貴さんは「性問題やジェンダーについて、問題提起する活動をしたい」という考えで今回の告発を決意した

 

 2023年1月から、映画監督の是枝裕和氏がNetflixオリジナルシリーズで初めて監督を務めた作品『舞妓さんちのまかないさん』が配信される。同作は、2016年から「週刊少年サンデー」で連載中の、小山愛子氏による同名人気コミックを原作にしたもの。2021年には、NHKでアニメも放送された注目の作品だ。

 

 舞台は、京都の花街。舞妓たちが共同生活を営む屋形 の「まかないさん」となった主人公・キヨと、青森から一緒にやってきた親友であり、舞妓でもある、すみれの暮らしが描かれる。

 

 

 森七菜と出口夏希のダブル主演で、華やかに描写される舞妓の世界。常盤貴子や松坂慶子といった豪華なキャストが脇を固め、監督は日本が誇る是枝氏ということもあって、配信前から話題を呼んでいるが、2022年は、“現実の花街”にも注目が集まった――。

 

《この世から抹殺されるかもしれんけど、これが舞妓の実態》

 

 6月26日、お座敷の写真とともに投稿されたツイートは、またたく間に13万以上のリツイートがあり(当時)、30万以上の「いいね」がついた。

 

《当時16歳で浴びるほどのお酒を飲ませられ、お客さんとお風呂入りという名の混浴を強いられた(全力で逃げたけど)。これが本当に伝統文化なのか今一度かんがえていただきたい》

 

 投稿者は京都・先斗町の舞妓だった桐貴清羽(きりたかきよは)さん。2015年2月に屋形(置屋)に入った桐貴さんが、舞妓時代の名前を市駒と明かしたうえで、メディア初となる本誌の取材に答えたのは、初投稿から2週間後のことだった。

 

「私は2014年5月に、先代の女将と面談して、2015年2月に屋形に入り、“舞妓になる修業”に励みました。ずっと日舞を習っていて、漠然と日舞を仕事にできれば、と思っていました。親からも『芸舞妓なら踊りを仕事にできるから』とすすめられたのです」

 

 しかし、置屋の生活は想像以上に厳しいものだった。

 

「髪結いをする日は朝4時、5時起きです。休みは月に2日ありますが、何もできません。だって、現金をほとんど持っていないのですから。もらえるお金は月に1回、5万円ほどのお小遣いがすべてです。そこからお化粧品代や生理用品などの支出もまかないます」

 

 桐貴さんが「市駒」として舞妓になったのは、2015年11月。それから2016年7月までの約8カ月間、15~16歳の少女が花街で経験した“セクハラ”は壮絶だった。

 

「横になった舞妓の上にお客様がまたがって、腰を上下させるような“接触系”がありました。また“シャチホコ”といって、舞妓が三点倒立をして、お客様が着物の裾を広げて下着を見る“覗き系”もありました。舞妓は子供なので『性的な行動を理解しておらず、恥ずかしがらない』という建前があり、嫌でも拒否できません。当然、お酒も入っています。座興の度がすぎて、着物の脇や裾の間から、手を入れてくるお客様も出てきます」

( SmartFLASH )

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