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世田谷一家殺害事件「懸賞金2000万円」が延長に…報奨金対象の未解決事件は現在14件
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.08 16:38 最終更新日:2022.12.08 17:07
警察庁は、12月7日付で、未解決の4事件について「捜査特別報奨金」の受付期間を1年間延長した。そのなかには、2000年の大晦日に東京都世田谷区で一家4人が殺害された事件も含まれている。
捜査特別報奨金とは、警察庁が指定する事件に関し、犯人検挙に結びつく有力な情報の提供者にお金を支払う制度。公的懸賞金制度ともいわれ、報奨金の上限は300万円となっている。
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2022年12月8日時点で、警察庁の捜査特別報奨金の対象となっている未解決事件は14件(詳細は文末にまとめた)。これらの報奨金は税金を原資としているが、それ以外にも懸賞金がかけられている事件はある。
たとえば、世田谷の事件では民間団体も1700万円の私的な懸賞金を設けており、あわせて2000万円となる。また、2010年4月に富山市で発生した殺人放火事件では、「富山市大泉地内の殺人・放火事件捜査に協力する会」が有力情報に上限500万円の謝礼を支払うとしている。
では、これまで報奨金が支払われたことはあるのか。
2007年3月に千葉県市川市で発生した英国人女性殺人事件では、2009年11月、情報提供により犯人を逮捕している。この事件には1000万円の報奨金がかけられており、情報提供者4人に配分して支払われた。
2010年発生の神戸・男子高校生刺殺事件では、2021年8月に犯人を逮捕。2022年2月、情報提供者1人に報奨金300万円が支払われた。
報奨金の有無にかかわらず、事件解決につながりそうな情報があれば、ぜひ警察へ連絡を――。
【捜査特別報奨金の対象となっている未解決事件14】
※日付は事件発生日、金額は報奨金。○印は、今回、受付期間を1年延長したもの
●1995年7月30日
東京都「大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件」
600万円(私的懸賞金あわせて)
●1996年7月7日
群馬県「太田市高林東町地内パチンコ店における幼女略取誘拐容疑事件」
600万円(私的懸賞金あわせて)
●1996年9月9日
東京都「柴又三丁目女子大生殺人放火事件」
800万円(私的懸賞金あわせて)
●1998年1月14日
群馬県「群馬町三ツ寺(現在高崎市)における一家3人殺人事件」
300万円
●1999年11月13日
愛知県「名古屋市西区稲生町5丁目地内における主婦被害殺人事件」
300万円
○2000年12月31日
東京都「上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件」
2000万円(私的懸賞金あわせて)
●2003年5月20日
大阪府「泉南郡熊取町における小学生女児に対する未成年者略取誘拐事件」
300万円
●2005年11月25日
東京都「上連雀二丁目居酒屋チェーン副店長強盗殺人事件」
300万円
○2007年1月15日
京都府「左京区岩倉幡枝町における殺人事件」
300万円
○2008年5月2日
愛知県「豊田市生駒町地内における女子高校生強盗殺人事件」
300万円
●2008年7月1日
岩手県「宮古市川井地内における女性殺人事件」
300万円
●2009年11月1日
新潟県「新潟市東区空港西1丁目におけるタクシー運転手被害強盗殺人事件」
300万円
○2010年11月3日
石川県「ローソン加賀桑原町店における強盗殺人事件」
300万円
●2012年9月2日
東京都「六本木五丁目雑居ビル飲食店内殺人事件」
600万円(私的懸賞金あわせて)
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